さくらサイエンスプログラムとは

 さくらサイエンスプログラムは産学官の連携により、海外の若者を日本に招へいし、日本の科学技術を体験していただく事業です。2014年のスタートから6年間で約33,000人の若者の招へいが実現しました。

本部長からの挨拶

本部長 岸 輝雄

 今後持続可能な世界を創り上げていくためには、世界の国・地域がお互いの状況や違いを理解した上で、相互の信頼関係を構築し、科学技術イノベーションを通して、社会変革を実現していくことが極めて重要です。日本の科学技術は、これまで多くの先人の努力により、最先端かつ画期的な成果を創出し、世界の経済社会を牽引する役割も担ってきました。しかしながら、科学技術の分野において、日本は世界の中の一員であるという認識が少し薄かったように思います。係る観点に立ち、今後は、よりグローバルな視点に立って、次代を担う意欲ある優れた青少年が科学技術の道を選択し、あるいは、それぞれの国・地域の実情に応じたイノベーションを興していくことを国として強く支援していくことが重要と考えています。

 JSTは2014年から、さくらサイエンスプログラムを開始し、アジアを中心とする国・地域の青少年を我が国に短期間招へいし、最先端の科学技術や文化に触れ、我が国の青少年との交流を通して互いに理解し合い、強固な関係性を築いていく機会を提供してきています。これまで、3万3千人を超える青少年を招へいし、国内外の大学・研究機関・自治体・民間企業から高い評価を受けてきていますが、科学技術を巡る諸事情や急速に進展する国際動向にも対応し、一層の発展を図るため、2021年度から、招へいの対象を原則としてすべての国・地域に拡大し、また、人文・社会科学も対象とすることにしました。加えて、新型コロナウィルスによる感染が世界に拡大している状況やデジタル化社会の到来に対応し、オンラインによる交流にも積極的に取組む予定です。2021年度は、さくらサイエンスプログラムにとっても大きな転換期であり、発展期と言えます。

 すべての活動の基本は「人」と「人」との交流を基本とする信頼関係の構築と相互理解の深化であり、さくらサイエンスプログラムは、この点で大きく貢献できることを確信しています。大きな希望を持ち、未来に挑戦しようとする世界中の若者がさくらサイエンスプログラムにより日本を知り、大きく飛躍する契機となることを強く願っています。

さくらサイエンスプログラムの目的

 さくらサイエンスプログラムは、産学官の緊密な連携により、海外の優秀な青少年に日本の先端的な科学技術に触れる機会を提供することを通して、

  • 科学技術イノベーションに貢献しうる海外の優秀な人材の養成・確保および継続的交流の促進
  • 日本の教育・研究機関のグローバル化
  • 日本と海外の国・地域との友好関係の強化

に貢献します。

さくらサイエンスプログラムで招へいできる方

原則、全ての国・地域の40歳以下の学生、研究者、科学技術に関わる業務の方など

さくらサイエンスプログラムの2つのプログラム

特徴 応募方法 期間
一般公募プログラム 公募により採択された交流計画に対して、JSTが必要経費を支援して実施します。 海外の機関と日本の機関が共同で交流計画を企画し、公募期間内に日本の機関がJSTに申請書などを提出します。 7日~3週間
JST直接招へいプログラム JSTがプログラムを企画し、自らが受入れ機関として実施します。 公募は行っていません。 7日

一般公募プログラム

一般公募プログラムの3つの種類
A: 科学技術体験コース
日本の先端的な科学技術に触れる機会と日本の研究者・学生等との交流体験を通して、科学技術分野における継続的な交流を促進するもので、滞在期間としては7日を限度とします。招へいできる人数は、単一機関から招へいする場合は10人、複数機関から招へいする場合は15人(共に引率者は含まず)を限度とします。
B: 共同研究活動コース
国際共同研究のテーマや計画の策定、予備的な実験など共同研究を開始する、あるいは具体的な共同研究に参加させる活動を対象とするもので、滞在期間としては3週間を限度とします。招へいできる人数は、原則として10人(引率者は含まず)を限度とします。
C: 科学技術研修コース
送出し国・地域のニーズあるいは地球規模課題の解決に資する科学技術に関する、具体的な技術・能力の習得の機会を提供する活動を対象とするもので、滞在期間としては10日間を限度とします。単一の機関から招へいする場合は10人、単一の国・地域の複数の機関から招へいする場合は15人を限度とします(引率者は含まず)。複数の国・地域から招へいする場合は25人を限度とします(引率者は含まず)。
実施までのプロセス
実施までのプロセス
これまでの実績
2014年度 2015年度 2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 合計
応募件数 574 636 631 608 688 704 3,841
採択件数 283 391 454 492 502 557 2,679
実施機関リスト

 これまでに、一般公募で採択されたプログラムを実施した機関(送出し・受入れとも)は下記からご覧いただけます。

JST直接招へいプログラム

 JSTがプログラムを企画して、自らが受入れ機関として実施するプログラムとして、2つの種類があります。

さくらサイエンス・ハイスクールプログラム

 海外の優秀な高校生を招へいして、日本の科学技術や文化に触れていただくプログラムです。

科学技術関係者招へいプログラム

 さくらサイエンスプログラム実施に関わる、海外の科学技術関係者・教育関係者を日本に招へいし、
 日本の最先端の科学や科学技術行政などについて理解を深めていただくことを目的に実施します。

 詳細はこちらをご覧ください。

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