メンバーズ・メッセージ

FY 2020
  • Xamyo Noulorsaytour
    所属 :
    ソウル国立大学大学院 バイオ分析化学専攻
    出身国・地域 :
    ラオス
    名前 :
    Xamyo Noulorsaytour

私はSSP参加当時ラオス国立大学に在籍していたXamyo Noulorsaytourです。2015年さくらサイエンスプラン(SSP)アジア青少年交流プログラムを通じて名古屋大学を訪問したことでSSCの会員資格を得ました。今回は私の考えを掲載できて光栄です。私の家族はかつて高等教育の機会を提供することができず、都市に出てきたばかりの地方出身者であることから、このプログラムに参加するまで、海外留学に期待することはありませんでした。しかし名古屋での10日間の旅はとても楽しかったです。研究室で実験を行っただけでなく、大学の研究分野に関わる施設やその他の近代産業、そしてハイテク関連工場を訪問したことをよく覚えています。たいへん驚きました。また、日本の文化、食べ物やライフスタイルもあらたな発見でした。いつまでも忘れられることのできない多くの友達との出会いがありました。

SSPは短いプログラムでしたが、多くの経験を積むことができました。特にSSPは参加者にインスピレーションを与え、「万里の長城」のような人生を乗り越えるための架け橋になったといえます。それは確固たる自信につながり、大学院に進学するきっかけとなりました。私は現在、韓国 ソウル国立大学の修士課程(M2)で生物分析化学を専攻しています。繰り返しになりますがSSPとSSC両者に感謝の気持ちを表したいと思います。このプログラムから得た機会は、学業に真摯に向かえるよう私を励まし、光を当ててくれた太陽のような存在だと言えます。私の究極の夢は日本で博士号を取得することです。なので、韓国で修士課程を修了した後は奨学金を申請できるように頑張りたいと思います。
今回は日本を離れる前の送別会(初めてお寿司を食べました)で撮影されたこの写真を皆さんと共有します。最後にSSCメンバーの健康・安全を願い、新型コロナウィルスと戦う強い意思を忘れないようにしたいです!