メンバーズ・メッセージ
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- Alvin Vigo Pratama
- 所属 :
PT. Metrodata Electronics, Tbk. - 出身国・地域 :
インドネシア - 名前 :
Alvin Vigo Pratama
Ohayou gozaimasu~ Hi everyone!
私のフルネームはAlvin Vigo Pratamaですが、Alvinと呼んでください。私はインドネシア出身で、2023年1月、奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)で実施されたさくらサイエンスプログラム(SSP)に参加するという素晴らしい機会に恵まれました。このプログラムは私の「学究の旅」における決定的な瞬間であり、大学時代のハイライトでした。
NAISTソフトウェア工学研究室のインターンシップを通じて私は活気に満ちた研究環境に身を置くことができました。その経験は強烈なもので、多くの発見がありました。一流の研究者や仲間の学生と共に実践的なプロジェクトに参加することで、想像もしなかった手法でソフトウェアエンジニアリングに対する理解が広がりました。
特にPythonを含む高度なソフトウェアエンジニアリングの概念に触れたことは自分の中で最も印象に残っている体験です。このプログラムに参加する前の自分は、この分野を表面的になぞっただけで、理論的な側面に重きを置いていました。しかし、NAIST では、実際のアプリケーションに没頭し、批判的かつ創造的に考えることが求められ、現実世界の問題に取り組みました。コーディング、デバッグ、ソフトウェアの最適化に関する貴重な経験を積むことによってエンジニアとしての成長に不可欠なスキルを磨きました。
また、このプログラムは技術的な知識だけでなく、文化的な視野をも広げてくれました。日本社会を特徴づける伝統と革新がユニークに交差している様子を目の当たりにし、理解が深まりました。研究の微細な部分に対し細心の注意を払う姿勢、職場で集団的協力や調和を尊重する姿勢など、研究をはるかに超えた教訓がありました。
SSPが短期プログラムであったため、学習内容はさらに充実していました。毎日が新しい課題、発見、交流で満たされ、私に永続的な影響を与えました。やる気のある仲間に囲まれ、経験豊富なメンターの指導下、限られた時間でどれだけ多くのことを達成できるか─プログラム参加中はずっと目を見張る思いでした。
SSPに参加する前、私はNAIST で出会った内容とは異なるソフトウェア工学の道を歩んでいました。しかし、新しいアイデアや方法論に触れたことで、特にICT分野をさらに深く探求したいという情熱が燃え上がりました。NAISTを去るときには、新たな目的意識と好奇心を抱き、ソフトウェアエンジニアリングが提供しうる広大な可能性を探求し続けたいという気持ちが強まりました。
まとめると、SSPを通じてNAISTで過ごした時間は私にとって大きな転機となりました。スキルが向上しただけでなく、テクノロジーと文化の両側面に対する私の視野も広がりました。この経験は私のキャリア志向に大きな影響を与え、ソフトウェア工学の分野で卓越性を追求する意欲がこれまで以上に高まっています。
最近、私は大学を卒業し、現在は企業に勤めています。私の「学究の旅」は一時的に小休止していますが、この分野をさらに探求することを夢見ています。SSPに参加している間、日本のあらゆる側面に魅了されたので、日本で修士号を取得したいと考えるようになりました。
また私は現在、さくらサイエンスプログラムに参加した人々のネットワークであるさくらサイエンスクラブ(SSC)のインドネシア同窓会(SAAI)にてイベントプロデュースおよびプロジェクトコーディネーターも務めています。多忙なスケジュールにも関わらず、ネットワーク構築を通じて同窓生が知識を共有できるよう最善を尽くしています。
Thank you, arigatou gozaimasu!!