ジョモ・ケニヤッタ農工大学（JKUAT）修士課程バイオテクノロジー専攻の学生として私は2024年3月、宇都宮大学で開催されたさくらサイエンスプログラム(SSP)に参加する機会に恵まれました。集中体験型のプログラムでは、日本の科学力や技術革新について貴重な洞察を得ることができました。日本の研究者や准教授との交流を通じ、最先端の方法論や設備に触れ、自分の研究分野が持つ可能性について視野が広がりました。

プログラムでは実践重視の実験セッションや魅力的なディスカッションに参加し、日本の先進的な研究環境について理解を深めることができました。科学的取り組みにおける細心の注意や勤勉さは日本文化の根底に見られる規律や敬意に裏打ちされていることをあらためて認識しました。さらに、このプログラムは日本の仲間との有意義な交流や異文化コラボレーションをも促し、グローバルなネットワークを構築することができました。

日本での経験に刺激を受けた私は母国ケニアの差し迫った課題に取り組むため、日本での経験を応用したいと考えるようになりました。日本の高度な研究手法や技術革新を活用し、農業およびバイオテクノロジー分野で持続可能な開発イニシアチブに参画し、さらには社会や経済の成長を促進したいと考えています。SSPは、ケニアをはじめ様々な国で科学研究イノベーションに貢献するツールを私に提供してくれました。素晴らしい経験をありがとうございました!!