日本への留学や現在の研究にさくらサイエンスプランはどのような役割を果たしましたか？

さくらサイエンスプラン(SSP)のサポートを受けることができて私は本当にラッキーでした。このプログラムを通じて私は日本に来る機会を得ました。特に滞在中、日本で生活することの全体像を把握できた上、北海道大学で行われている研究内容について知ることができました。奨学金によって私は日本で研究を続けることを決意できました。SSPに参加しなければ来日をためらったかもしれません。この交流プログラムに深く感謝しています。

日本での生活についてのコメントをいただけますか？

私は本当にここでの生活を気に入っています。新しい環境に飛び込んだので、そのように感じるのかもしれませんが外国人としていままでにない経験をしています。しかしながら、日本が好きな理由は他にもたくさんあります。まずここにいる学生は心が温かいです。コミュニケーションを取ろうとする彼らの努力を間近に感じるとうれしいです。また、教授は以前から存じ上げていましたが、たいへん親切な方です。先生は細やかな部分について多くの場面で私を助けてくださるのでとても感謝しています。しかし、良いことばかりではありません。問題もあります。私の日本語力が限られているのと英語がお互いの母国語ではないので、深いコミュニケーションを取るのが難しいです。また日本の人達は常に他人に礼儀正しいのですが、たまにそれが「永遠に縮まらない距離」のように感じることもあります。

これからさくらサイエンスプランに参加を希望する皆様にメッセージをお願いいたします。

短期間プログラムに参加された皆さん、おめでとうございます。外国で暮らすということを身近に感じ、視野も広がったのではないでしょうか。滞在中は風光明媚な景色を楽しむだけでなく地元の人々の生活習慣やライフスタイルに注目してみてください。引率のスーパーバイザーや先輩がたと話をして自国との相違点を理解しようとすることをお勧めします。最後になりますが、自国の代表者として日本を訪問するのですから日本で重んじられている基本マナーや日本語の基礎会話に触れておくと良いでしょう。後輩の皆さんが日本で素晴らしい時間を過ごせることを願っています。