メンバーズ・メッセージ
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- ユさん
- 所属 :
東京大学 都市デザイン研究室 - 出身国・地域 :
中国(清華大学) - 名前 :
ユ・ワンザイさん
日本への留学や現在の研究にさくらサイエンスプランはどのような役割を果たしましたか?
まず、さくらサイエンスプラン(SSP)に参加したことで日本という国について知ることができました。2016年の夏、私はSSPのもと、初めて日本に来ました。東京への1週間の旅で私はこの国に非常に興味を抱くようになりました。清潔できれいな街頭、先端科学技術や積極的な友人らに良い印象を受けました。
さらにSSPを通じて私は日本で実際に研究をしてみたいと思うようになりました。私は建築を学んでおり、交流プログラムの一環としてに明海大学で不動産学に関するコースを受けました。私は、日本の大学がこの分野で多くのユニークな実績を積み重ねてきたことを学びました。そして一年半後、私は短期留学の機会を得ましたがそのときは躊躇せず東京大学で学ぶことを選びました。
最後に、私はSSPを通じて周藤先生をはじめ、多くの仲間に出会いました。彼らは私がつつがなく日本で学び生活できるよう様々な場面で私を助けてくれました。おかげで各種申請の準備をしていたときもきめ細かいアドバイスを受けることができました。私が言葉の問題を抱えていたときに彼らは通訳してくれたり、滞在中には何度もいっしょに食事をする機会に恵まれました。本当に感謝しています。
日本での生活についてのコメントをいただけますか?
私は再来日時に短期研究プロジェクトのインターンとして東京大学都市デザイン研究室で西村幸夫教授および中島伸教授の指導を受けました。東京都内の谷根千地区や神楽坂で実施されていたプロジェクトを見せてもらいました。個人的に都市の再生・再興や伝統建築の保存に感心があるため、東京で学んだことがその後北京でうまく応用できたと思います。特に印象に残ったのは教授陣の幅広い見識です。日本および中国における都市開発についてかなり詳しく把握されており、私に新たな考え方を示してくださいました。
東京はだれもが問題なく一人で暮らせる都市だと思います。街中に点在しているさまざまなコンビニエンスストアの利便性を楽しむことができます。ですが時折、孤独を感じることもありました。特に旧正月の時期は寂しかったのですが、SSPで初来日したときに知り合った友人 馬さんと東京で再会しました。馬さんは明海大学に留学しており、東京でさまざまな場所へ食事に連れ出してくれ、休日の楽しみ方を教えてくれました。忘れられない思い出です。
これからさくらサイエンスプランに参加を希望する皆様にメッセージをお願いいたします。
2016年さくらサイエンスプラン(SSP)に参加した時点で自分の中で「日本への旅」が始まっていたと思います。それはたいへん有意義な経験でした。これから日本に来る皆さんも滞在中の時間を楽しんでください。さくらサイエンスプランに参加した皆さんにはなんらかの形で再び日本で学ぶチャンスが訪れると思います。