日本への留学や現在の研究にさくらサイエンスプランはどのような役割を果たしましたか？

さくらサイエンスプラン（SSP）に参加したことで、私は大学のキャンパスの様子を詳しく知ることができました。さらに美術館や古城を訪問し、日本文化に対する理解を深めることができました。また、化学実験や佐賀大学の研究室訪問といった科学関連の活動に参加できてたいへん楽しい時間を過ごせました。発展途上国出身の者としては科学技術について、そして日本のような大国の発展について学ぶことは貴重な機会でした。今回、研究を続けるため再来日することになった私はプランに参加したおかげで学生生活や新しい環境、文化的な違いにあまり違和感を感じず順応できていると思います。

日本での生活についてのコメントをいただけますか？

これまでのところ私の日本での生活は概ね素晴らしい、といえるでしょう。プラン参加後、あまり間を空けずに文部科学省国費外国人留学生制度の奨学金を受けて佐賀大学の修士課程へ進学できたことはたいへん光栄なことで、心から感謝しています。以前訪れた大学の同じ研究室で研究を始められるのを首を長くして待っているところです。私の研究を支援してくれた学生の皆さんや先生方と協力して研究を進めるのが待ち遠しいです。今後2年間で私はできるだけ多くを学びたいと思います。インドネシアに戻った後は学んだすべてを還元し、母国の明るい未来に貢献したいです。

これからさくらサイエンスプランに参加を希望する皆様にメッセージをお願いいたします。

さくらサイエンスプラン(SSP)は、若いみなさんが体験し得る最良の交換プログラムのひとつではないでしょうか。すべての活動は楽しめるよう構成されており、忘れがたい思い出になるでしょう。日本の暮らしやライフスタイルを見聞きしたり、日本の一流大学を見学し実験に取り組んだり、さらには日本の伝統文化をより詳しく知ることができます。このような体験が、将来にわたり多くの学生の心に響くことを願っています。参加した学生は帰国後もこのプログラムに大きな愛着を抱くでしょう。