メンバーズ・メッセージ

FY 2019
  • カインさん
    所属 :
    関西大学 化学生命工学部 化学・物質工学科
    出身国・地域 :
    ミャンマー(ヤンゴン大学 化学学部)
    名前 :
    ミャット・ニェイン・カインさん

日本への留学や現在の研究にさくらサイエンスプランはどのような役割を果たしましたか?

私はミャンマーのヤンゴン大学化学学部の学生としてさくらサイエンスプランに参加しました。このコースは2016年11月10日から19日まで関西大学によって実施されました。それは私にとって研究者としてのキャリアを志すきっかけとなった忘れられない旅でした。このプログラムを通じて私は研究や科学について多くを学びました。 関西大学の先生方による興味深い講義に参加することで最新の技術に関わる知識を深めることができました。そこから私は俄然熱心な学生となり、ミャンマーの環境系NPO ALARM (Advancing Life and Regenerating Motherland) 傘下の生態学研究室で研究助手になりました。さらに私はセルロース学会が主催する第14回国際キチン・キトサン学会にも参加することができました。さくらサイエンスプランは人生の大きな転機だったといえるでしょう。

日本での生活についてのコメントをいただけますか?

日本では健全でシステマティックな社会の中で生活している感じがしました。夜間も治安を恐れず歩き回れるほど安全で、物音ひとつ聞こえないほどの静けさを時折感じる以外はほぼ完璧な環境にいたと思います。また、日本の友人や教授の方々はたいへん礼儀正しく優しいので、滞在中も安心感がありました。彼らの情熱と懸命に努力する姿勢は私もぜひ見習いたいと思います。このような背景から私は卒業後、日本の大学院で修士課程に進みたいと思うようになりました。