日本への留学や現在の研究にさくらサイエンスプランはどのような役割を果たしましたか？

さくらサイエンスプランは日本の全体像を把握する役割を果たしてくれました。教育環境をはじめ、日本文化を知るきっかけとなり、高等教育を継続するためのつながりを構築するのに役立ちました。特に北陸先端技術大学院大学(JAIST)前園研究室での体験は期待をはるかに上回るものでした。ここで私は計算材料学の手法、そして並列計算に関する基本的な知識を得ることができ、それらは私の卒業研究にたいへん有用でした。そしてまた海外経験も得ることができたのです。JAISTで学んだことを学部課程で学んできたことに関連付けることができるのでは、と願っています。このような背景があったため私はいっそう日本で学び続けたいと考えるようになりました。さくらサイエンスプランは、高等教育を継続するためのつながりを作ってくれたといえるでしょう。

日本での生活についてのコメントをいただけますか？

日本の生活はとても心地よく、滞在にあたって大きな問題はありませんでした。多くの新しい情報を学びましたが、基礎知識があったため前園先生の指導を十分理解することができました。教授の方々もたいへん親切で、常に講義内容を興味深く教えることを心がけています。理論的な研究だけでなく、計算ソフトウェアを使ってシミュレーションする方法など、実用的な技術も習得できました。日本での環境は学生をよくサポートしてくれます。実験室のメンバーは親切に助けてくれることも多く、研究室には非常に優れた計算ツールもあります。また、私は日本で奨学金を受けることができました。つまり生活のために他の収入を得る必要がないということです。高度な技術、奨学金、美しい助け合いの文化のおかげで、私は日本が高等教育を修めるのに最適な場だと考えます。

これからさくらサイエンスプランに参加を希望する皆様にメッセージをお願いいたします。

さくらサイエンスプランは、日本の文化や教育への関心を一気に開眼させてくれます。海外で新しいことを学び、その結果日本に留学する機会を得ることは、あなたにとって素晴らしいチャンスだと思います。