日本への留学や現在の研究にさくらサイエンスプランはどのような役割を果たしましたか？

さくらサイエンスプランは学生たちが名古屋工業大学の研究室を訪問する機会を提供してくれました。学生たちはマレーシアとはだいぶ異なる日本の大学の研究環境や学生生活を知るに至りました。日本の学生が遅くまで研究室に残り、実験などを終わらせようとしていることを目の当たりにし、理解を深めることができました。マレーシアの学生は単に評価を行うだけであっても研究室に定時以降残ることは許されていません。また、学生らは同大でサンプルの準備にも取り組みました。マレーシアではほとんどのサンプルが大学に所属している技術スタッフによって行われるため、この研修はたいへん有用でした。自らサンプルを準備するという貴重な体験を積むことができました。

日本での生活についてのコメントをいただけますか？

日本には研究に適した環境があります。多くの研究室は独自に機器や設備を備えており、教授や先輩の指導・監督のもと研究を行うことができます。さらに、日本の大学には種々の奨学金やさくらサイエンスのようなインターンシップがあります。海外の学生が日本の大学で学ぶための優良な環境を提供しているといえます。

これからさくらサイエンスプランに参加を希望する皆様にメッセージをお願いいたします。

日本にやってきて学ぶというのは素晴らしい人生経験です。より多くの学生が海外から参加することを願っています。なぜなら、日本の大学の高度な技術や研究文化を体験できるまたとない機会だからです。