メンバーズ・メッセージ

FY 2017
  • チュンアン ヤンさん
    所属 :
    大阪大学 接合科学研究所
    出身国・地域 :
    台湾
    名前 :
    チュンアン ヤン

日本への留学や現在の研究にさくらサイエンスプランはどのような役割を果たしましたか?

さくらサイエンスプランは私のような他国の院生に、受け入れ機関の専門分野や研究を理解し、自分自身の研究とのつながりを見つける貴重な機会を与えてくれました。そして、他の国からの物質専門家たちとの共同研究や友好関係を築く機会でもありました。さくらサイエンスプランで西川教授にお会いし、高度包装材料や相互接合技術など、私たちの研究分野が非常に似ていることに気づきました。西川教授からの実験へのアドバイスや教授との議論以外にも、私の研究に有効であろう実験器具や設備が教授のラボにあることもわかりました。 一方で、西川教授も私の研究について興味をもってくださったので、さくらサイエンスプランの終了後、共同研究をすることになったのです。今年、私と私の同僚のSean Yangは既に3回、3週間ずつ接合科学研究所で研究を行い、大きな結果を得ることができました。最近ではアメリカ合衆国のオーランドで開催されたIEEE ECTC (Electronic Components and Technology Conference) において、私たちの研究結果を発表し、今月には学術誌へ論文も提出したところです。

日本での生活についてのコメントをいただけますか?

接合科学研究所では教授も学生も皆、とても親切で、フレンドリーに接してくれます。それぞれのラボで、さくらサイエンスのメンバーのウェルカムパーティがあります。更に、接合科学研究所は学内ツアーを開催し、それぞれ学生に席も割り当ててくれ、インターネットアクセスも可能です。大阪大学の学生寮もとても快適です。さくらサイエンスプランの期間中も、接合科学研究所のアレンジとホスピタリティのおかげで、大阪で素晴らしい時を過ごしました。

これからさくらサイエンスプランに参加を希望する皆様にメッセージをお願いいたします。

さくらサイエンスプランは異なる研究領域、高性能な装置や専門機関へも範囲を広げるだけでなく、他国からの研究者や専門家たちとつながり、日本を旅して日本文化に触れることもできます。是非とも、すべての行程を満喫してください!