同窓会

インドネシア同窓会からの報告─Sakura Science Technology & Innovation Awardの一環として受賞者がASEAN事務局を訪問

2023年10月31日、さくらサイエンスクラブ インドネシア同窓会(Sakura Science Alumni Association in Indonesia 通称SAAI) はSSTIA 2023─Sakura Science, Technology & Innovation Award 2023 の受賞者を発表しました。彼らの功績を振り返り称えるために、インドネシア同窓会は受賞者を率いてASEAN事務局主催の招待イベントに参列しました。この訪問はSSTIAの歩みにおける重要な節目であると同時に、さくらサイエンスの中心的価値である「イノベーション」「協力」「文化交流」を裏打ちするものでした。

SSTIA 2023の受賞者たちは、SAAI幹事とともにASEAN事務局を訪問し、有意義で心に残る活動に参加しました。訪問時には、ASEAN事務局代表Mr. Dony、Mr. Nathan、Ms. Angelから温かい歓迎を受け、以下の受賞者とSAAI幹事が出席しました。

  • Miftakul Munir (Group A最優秀賞)
  • Fajar Ramadhan (特別賞:最優秀研究貢献賞)
  • M Fadel Aginda (特別賞:最優秀研究貢献賞)
  • Jeannette Lauren Andrea (特別賞:最優秀科学プレゼンテーション賞)
  • Ata Aditya Wardana (特別賞:最優秀科学プレゼンテーション賞)
  • Vincencius Marcellino (特別賞:最優秀科学プレゼンテーション賞)
  • Audhia Pramatha Putri (SAAI Ad-Hoc Committee 2023)
  • Kafa 'Aisyana Ni'mah (SAAI Ad-Hoc Committee 2023)
  • Alvin Vigo Pratama (SAAI幹事)
写真1: ASEAN事務局代表者、SSTIA受賞者、SAAI代表者

今回の訪問のメインイベントの一つは、受賞者、SAAI幹事、ASEAN事務局代表者を交えた機関紹介およびディスカッションのセッションでした。この場では、ASEAN事務局の使命や活動内容そして地域の連携を促進する上での役割について意見を交わしました。

写真2: ディスカッションセッション

ディスカッションセッションは、意見を交換し視野を広げ、ASEAN地域の持続可能な発展や科学的進歩を達成するための革新的な手法を探求する貴重な機会となりました。この対話を通じて、ASEANの持つ多面的な役割に対する理解が深まり、地域の進歩に向けた共通の目標がより明確になりました。

ASEAN事務局内施設ツアー
今回の訪問では、2019年にオープンしたASEAN事務局を見学するガイド付きツアーも行われました。このビルは、加盟国間の協力を促進するというASEANの取り組みを反映し、現代的でダイナミックなASEANのビジョンを体現しています。

来客施設ツアーで回った主な場所は以下の通りです。

グッズエリア
ASEAN加盟国の豊かな文化遺産を象徴する様々なアイテムが展示されており、手工芸品から現代的な商品まで、地域ごとの多様な伝統と創造性を垣間見ることができる活気に満ちたエリアでした。

ギャラリー
世界各国の要人からASEANに贈呈された芸術品、贈り物、文化的工芸品などの素晴らしいコレクションが収蔵されています。この展示はASEANとしての外交活動の成果を表すだけでなく、文化的な架け橋としても機能しており加盟国の統一性と多様性を示しています。ツアー参加者にとって、「多様性の中に存在する調和」が体感できる豊かなひとときとなりました。

写真3: ASEAN事務局のギャラリー

食堂
締めくくりとして、参加者たちは新たに改装された事務局の食堂に集まりました。この食堂は、多様な料理の選択肢があることで知られており、伝統的なASEANの料理から国際的な人気メニューまで幅広いメニューが用意されています。

参加者たちは、ASEAN地域を象徴する本格的な味を楽しむとともに会食を通じて親睦を深め、一生心に残る思い出を作ることができました。そしてASEAN が象徴する一体感の精神を身近に感じることもできました。

総評
SSTIA 2023受賞者によるASEAN事務局訪問は、刺激的かつ啓発的な体験となりました。受賞者の素晴らしい成果を称えるとともに、ASEANの「団結」「発展」「文化理解」というビジョンへの理解を深める良い機会となりました。

この訪問イベントは、SSTIAおよびSAAIが掲げる「協力」「イノベーション」「文化理解を重視するコミュニティの育成」という使命を具現化するものでした。受賞者たちは新たな見識を得るとともに、絆を深めることができました。私たちの同窓会活動のきっかけとなったさくらサイエンスプログラムも同じように、各国・地域の発展と協力に貢献し続けていくことでしょう。

私たちは今後も同窓生にインスピレーションを与え、つながりをもたらす活動ができることを心待ちにしています。同窓生が一丸となり共に前進できれば嬉しい限りです。 —Sakura Science: We Are One!

記事作成者:Alvin Vigo Pratama幹事, Abdul Baits Dehana Padma Swastika幹事長
写真 SAAI(さくらサイエンスクラブ インドネシア同窓会)