同窓会

インド幹事長による第五回インド同窓会詳報

さくらサイエンスクラブ事務局は、以下にインド同窓会幹事長Ms. Antara Puranikによる第五回インド同窓会の詳報をお届けいたします。本同窓会イベントは、2024 年 2 月 17 日、ニューデリーで開催されました。各登壇者の発言内容を分かりやすくまとめてくださったMs. Antaraに心から感謝いたします。
同窓会の速報記事もお読みいただけます。


SUMMARY OF
“INDIA SAKURA SCIENCE CLUB ALUMNI ASSOCIATION 5TH ANNUAL MEETING”

Theme: “INDO-JAPAN HARMONY ACROSS HORIZONS”
Navigating Memories, Bridging Futures

Venue: Regal Hall, The Lalit hotel, New Delhi, India
Date: Saturday, 17th February 2024
Time: 11:00 to 14:00 (India Time)

同窓会イベントの詳細

最初にインド同窓会幹事Ms. Mansi SharmaDr. Pragya Bhatt Gehlotが司会として開会をアナウンスしました。

  • Ms. Mansi Sharma
  • Dr. Pragya Bhatt Gehlot

次にインド同窓会幹事長Ms. Antara Puranikが来賓の方々を紹介し、来場いただいた同窓生や関係者を温かく迎えました。

Ms. Antara Puranik

スピーチの中で幹事長は日本の国花である桜が春の到来を告げ、日本中に咲き誇っていく様子、そして桜の花が持つ美しさ、忍耐力や常に移り変わっていく様子を例に、時間を有限なものとして捉え、日々積極的に成長していくことが大切であると述べました。また、幹事長は日本が留学生活にもたいへん適している国であること、さらにはインドと同じように先進的な部分と伝統がバランスよく共存していることを指摘しました。

最後はRoy Bennetの言葉“Never stop dreaming, never stop believing, never give up, never stop trying and never stop learning”を引用し、開会挨拶を締めくくりました。

西村康稔 衆議院議員 (日印友好議員連盟会長)からはビデオメッセージが寄せられました。インド ファッション界の巨匠Mr. Satya Paul がデザインしたネクタイを愛用している西村議員は第五回目の同窓会が開催されることに心からの祝辞を送りました。

H.E. Mr. NISHIMURA Yasutoshi

インドと日本は1952年に外交関係を樹立し、今日に至るまで経済および人的交流において幅広い協力が行われてきました。両国間の絆を強化するために、西村議員は今後もより多くの優秀な若者が交換留学や交流プログラムに参加できることが望ましい、と語りました。

2014年に創設されたさくらサイエンスプログラムがすでに3000人ものインドの若者を日本に招待していることを紹介した西村氏は彼らが日本の技術的進歩のみならず美しい文化をも体験できたことを評価しました。そして、このような交流活動を通じて二国間の相互理解や科学技術の発展がさらに進むであろうと予見しました。

同窓会が架け橋となり、両国国民の絆がさらに深まること、そして盛況な会になることを祈念して西村議員は挨拶を締めくくりました。

有吉孝史インド大使館次席公使からは第五回同窓会開催に対するお祝いの言葉とともに三月末には桜の季節が到来すること、そして桜が新たな生命の息吹を象徴する花であることを説明しました。

Mr. ARIYOSHI Takashi

さくらサイエンスプログラムは日本への短期訪問の機会を提供し、日本の素晴らしさを感じてもらうものであり、多くの才能あふれる若者が日本の優れた科学技術と豊かな文化に触れています。「日印科学技術協力の新たなフェーズが始まることを期待している」と有吉氏は述べました。

また同氏は、2023年年8月にはインドの月探査機「チャンドラヤン3号」が世界で4番目の国として月面着陸に成功したこと、今年は日本の月探査機「スリム」がピンポイント月面着陸に成功し、日本は5番目の月面着陸国となったことを紹介し、両国で大きな成果が得られたことを紹介しました。

さらに次席公使は「LUPEX」と呼ばれる共同月探査プロジェクトに取り組む日本とインドの計画について語り、科学技術分野の発展には若手研究者が互いに両国の新たな潮流や課題、労働文化を理解し、イノベーションを促す政策を講じていく必要があると語りました。

また、次席公使は現在日本に留学しているインド人学生の数が約1500人にとどまっており、他国に比べてかなり少ないことを指摘しました。

日本政府はインドの学生や若手研究者の来日を歓迎しており、多くの日本の大学もインドの若者が日本で学び、研究にまい進できるための奨学金やプログラムを提供しています。「両国の才能ある学生によるアイデアの交換が科学技術の発展に大きく寄与するでしょう」と次席公使は強調しました。

さらに有吉次席公使は「日本人には綿密な計画を立てる能力があり、インド人にはリスクを恐れずに取り組み、前進する能力がある─したがって、インドと日本が協力すれば、互いの能力を活かし、弱点を補い合い、明るい未来を築くことができるのではないか」と語りかけました。

また最後には、さくらサイエンスプログラムが日本とインドの関係強化に役立つ期待を表明し、挨拶を締めくくりました。

次はインド教育省からJoint Secretary であるMs. Archana Sharma Awasthiからの祝辞がありました。

Ms. Archana Sharma Awasthi

同氏はまずさくらサイエンスプログラムが「未来を形作る若者に輝かしい機会を提供することを主眼としている」と称賛しました。‘Vasudheva Kutumbakam’というサンスクリット語のフレーズを引用し、世界の科学技術をより進歩させるためには「すべての国の人々が協力し、互いに与え合えば、そこから得るものがある」と聴衆に語りかけました。

さらに同氏は「日本は科学技術の分野で最も進んだ国のひとつであり、インドの才能ある若者がその恩恵を受けることができれば、私たち全員にとってたいへん有益である」と強調しました。

特に都市部から遠く離れたインドの発展途上地域出身の生徒はこのプログラムを通じて初めて飛行機で海外に出る体験をしています。今年、インド政府は、特にKasturba Gandhi Balika VidyalayaおよびNetaji Subhas Chandraといった後進地域の寄宿学校でSTEMを志す優秀な女子生徒がこういった機会を得られるよう計画を進めています。

インド政府は2016年からさくらサイエンスプログラムに参加しており、すでに532人の生徒および83人の教員がスーパーバイザーとして生徒を引率し、日本の大学、科学未来館、三菱みなとみらい技術館、海洋研究開発機構(JAMSTEC)、かずさDNA研究所、在京インド大使館などを訪れています。プログラムの期間中、生徒たちには日本人ノーベル賞受賞者と直接会って話を聞く機会もあります。さらには日本の文化や伝統、時間厳守といった規律的価値観や労働観も目の当たりにします。彼らはインドだけでなく世界各国の高校生とも出会い、長い友情を温めあうこともあります。新型コロナウィルスによるパンデミック期間中には442人の生徒がオンライン交流に参加した実績もあります。

さらにMs. Archana Sharma Awasthi はインド政府も日本の生徒をインドへ招待するプログラムを計画したいと言及しました。

結論として同氏はこのユニークな交流プログラムによってインドの若者が考え方や価値観の変わる経験や思い出を母国へ持ち帰ってきており、参加者たちから非常に感謝されているとコメントしました。最後は「インドと日本が協力すれば将来的には共に月や太陽に行くことも可能ではないか」と参加者に熱くに語りかけました。

インド科学技術省からはご自身もさくらサイエンスプログラムのスーパーバイザーとして日本を訪問したことのあるMs. Namita Gupta (Adviser/Scientist ‘G’ and Head, INSPIRE-MANAK Division, Department of Science and Technology, Ministry of Science and Technology)から挨拶がありました。

このプログラムは生徒同士の文化的、教育的、社会的交流を促し、参加国やその国民の間に介在する国境をボーダーレスにする効果があるため、生徒だけでなく教師にとっても非常に良い経験になると述べました。

Ms. Namita Gupta

同氏が統括するInspire-MANAKプログラムでは2015年から2023年の間に352人の生徒および51人のスーパーバイザーがさくらサイエンスプログラムを通じて日本を訪問しています。

この交流プログラムを企画運営している日本側の担当チームに称賛を送るとともにMs. Namita Guptaは複数の国々が同じグループで招へいされることを高く評価しました。プログラムに参加する青少年だけでなく、運営担当者の間でも、非常に良好な協力関係が構築されるからです。

同氏はまた「さくらサイエンスプログラムのアドバイザーである西川裕二氏から科学技術分野における最高峰教育機関であるインド工科大学(IIT)が近年日本でたいへん高い評価を受けているという話を聞き、喜ばしい限りだ」とコメントしました。

さくらサイエンスプログラムが「世界各国の国民の発展にとって非常に有用な文化的・社会的・科学的交流を提供している」と強調するとともに同氏は日本で信号を無視して横断する歩行者がいない、というエピソードを紹介し「その様子は人が社会の中にどう身を置くべきかの好例である」と述べました。

最後Ms. Namita Guptaはインド科学技術省を代表し、この有意義な交流プログラムに携われることに感謝を表明しました。

インド工科大学デリー校 Prof. Ambuj Sagar (Deputy Director, Strategy and Planning and Vipula and Mahesh Chaturvedi Professor of Policy Studies, School of Public Policy, Indian Institute of Technology Delhi)は挨拶の冒頭で「自分が若かりし頃にまだそのような交流プログラムがなかったため、次はぜひ日本に長期間滞在してみたい」とコメントしました。

Prof. Ambuj Sagar

今日、私たちは切っても切れない連鎖の世界に生きており、科学技術の世界も仕事内容もグローバル化していることから「若い頃から世界的なつながりを体験できるさくらサイエンスのような交流プログラムは最適である」と同氏は述べました。

特に参加生徒の視野が広がり、キャリア上のネットワークを築きながら、インド国外に多くの機会があること知ることができる、と指摘し「本日来場した同窓生も日本の研究室を訪問し、最先端の研究内容を目の当たりにしたでしょう」と語りかけました。

Prof. Ambuj Sagarは日印大学等フォーラムをつうじて過去二回、日本を訪問したことがあり、その際日本の先端研究に触れたことを回顧しました。IITデリー校のコンピュータ・サイエンス学部の同僚と東京大学の研究者らはさくらサイエンスプログラムをつうじて長らく学術交流を続け、大学間でも学生交流を実施しているとのことでした。こういった試みは大学間の共同研究をいっそう促すことにつながると副学長は強調し、「研究のグローバル化・国際化が輝かしい未来をもたらすでしょう」と、挨拶を結びました。

来賓挨拶の直後には、全員が会場の中央に集まり集合写真が撮影されました。

India Sakura Science Club Alumni Association, Alumni Members

その後のセッションではインドの同窓生による発表があり、さくらサイエンスプログラムを通じて日本を訪れたときの経験が語られました。

まずは現インド同窓会幹事の一人で2018年に日本を訪れたMr. Priyam Srivastavaが登壇しました。IITカンプール校在学中に選抜された6名の学生グループの一員として九州工業大学の我妻研究室を訪問しました。

Mr. Priyam Srivastava

我妻研究室で訪問団はブレイン・ロボティクスに触れました。手足を動かすことができない人々の力になれるよう脳の信号を観察・収集し、その信号の処理について学びました。また、博物館や神社、地元の市場、株式会社安川電機協同組合など、日本のさまざまな場所を訪れ食事も楽しんだと振り返ってくれました。

Mr. Priyamはこのプログラムを通じて学んだこと、初めての海外体験、研究室の労働環境、自分の課題や研究をどのようにプレゼンテーションすれば良いかについて理解が深まった、と語りました。 日本訪問のおかげで、他とは一線を画す研究課題や仕事について他者に堂々と示す自信が得られたそうです。また、この交流プログラムを経験することで、キャリア目標も明確になりました。

帰国後は2019年に40人の学生グループを率いて太陽光発電車両を作るプロジェクトを始め、このプロジェクトで作られた作品を国際イベント ESVC-2020 で発表しました。パンデミック後には、(日本の)経済産業省が主催するインターンシップに参加した経験を紹介し、現在はIIT ジャムー校にて博士号を目指していると述べました。

次に同じくインド同窓会幹事のMs. Disha Malikが登壇しました。

Ms. Disha Malik

さくらサイエンスハイスクールプログラムに参加できたことで初めての海外渡航が叶ったと当時を振り返りました。

特に立命館大学コンピュータサイエンス学部で参加したイベントに感銘を受けたそうです。ハードウェアとソフトウェアを融合する方法を学び、高度な機器を創作しました。この訪問により、Ms. Dishaはエンジニアリング分野に進もうと思い立ったそうです。

さくらサイエンスプログラムが彼女自身のキャリア感を一気に変革させ、帰国後はドイツでのインターンシップにも参加したそうです。その後も7か国を訪問し、人生の旅がすべて日本から始まったと語ってくれました。

最後は2023年に来日したMr. Rahul Sharmaが日本で得られた洞察や新たな視点について語ってくれました。日本の人々がとても礼儀正しく時間をとても大切にしており、外からは近代的に見えても、心の内では伝統を守り続けているように見えた、との感想を述べました。

Mr. Rahul Sharma

プログラム中に訪問した芝浦工業大学ではロボティクスを中心に学び、日本人学生に加え、同じ訪問団に在籍していた9人のベトナム人学生とも交流する機会を得ました。夕刻にはかねてからファンであった日本のアニメや漫画をより身近に感じるために秋葉原を訪れたそうです。日本科学未来館では小さなコンデンサーを備えた砂時計に魅了され、初めてロケットのエンジンを目にしました。カワサキロボティクスや浅草にも足を運び、新幹線のスピードも体感することができました。

同窓生による発表のあとはStudy in Japan Sessionが実施されました。

まずは東京大学インド事務所のAssistant ManagerであるMs. Sakshi Royが登壇しました。

Ms. Sakshi Roy

東京大学インド事務所の主な目的は、日本で高等教育や研究を目指す留学生をターゲットに情報を提供することです。 「グローバル研修プログラム」を実施している海外拠点の一つです。 この事務所は文部科学省からの助成を受けており、教育フェアやセミナーを開催しています。 職員らは大学や高校を訪問し、日本で受けられる教育についての認識を広めています。 特に大学・学生間の相互コミュニケーションやサポートを促しています。 講演後、同窓生からいくつかの質問が挙がりました。

Study in Japan Session二人目の登壇者は立命館インドオフィス 若山周平所長でした。

若山所長はまず、なぜ日本で学ぶ必要があるのか、立命館大学が留学生にどのようなコースや機会を提供しているのかについて話しました。 日本の大学も英語で多くの授業を提供しており、生活費や授業料は他国に比べて非常に値打ちがあり、多くの日本企業が留学生を歓迎していること、日本の教育水準は高く、女性にもたいへん安全な勉学の環境があることを若山所長は強調しました。

日本では伝統と現代文化が完璧に融合しており、これまで多くの日本人ノーベル賞受賞者を輩出していることから、優秀な学生が知識を発揮できる余地は非常に大きい、と若山氏は同窓生に訴えかけました。

  • Mr. WAKAYAMA Shuhei
  • Mr. WAKAYAMA Shuhei and Ms. Priyanka Bangia

また四季折々の立命館大学の風景が映し出され、滋賀・京都・大阪の三キャンパスの特徴や学位プログラムについての解説がありました。学生生活の様子や学部生のアドミッションに続き、留学生に付与される奨学金についても説明がありました。立命館大学ではこの他にも海外の学生が参加できるStudy in Kansai Program (SKP)と呼ばれる短期プログラムがあります。SKPは2-3セメスターで完結するタイプです。五週間にわたる夏季・冬季プログラムもあります。

最後は質疑応答をもってセッションが終了となりました。

次は東洋大学 学際・融合科学研究科教授Prof. D. Sakthi Kumar からのビデオメッセージが上映されました。Sakthi Kumar教授はJSPSインド同窓会 (IJAA-Indian JSPS Alumni Association)の会長でもあります。

第五回同窓会の開催に向けて尽力したインド同窓生に祝辞を述べると同時に教授は日本への旅がどのように始まったかについて語ってくれました。

Sakthi Kumar教授は2015 年、名誉ある日本学術振興会(JSPS)特別研究員として選ばれ来日しました。JSPSフェローシップ制度は、科学分野で最も権威のあるもののひとつとして国際的にも認められています。JSPSはインド全土でさまざまなセミナーやカンファレンスを開催し、そこでインドと日本の一流科学者が講演を行い、両国の卓越した人材の間で意見交換を行うプラットフォームとして機能しています。 また、インド人学生との間に強い絆を築くことを目的として、JSPSはインドの学生に日本へ進学する機会を増やすため日本の大学に関するセミナーも実施しています。

Prof. Sakthi Kumar

続けて教授はこれまでさくらサイエンスプログラムを運営してきた担当者の努力を称えました。世界中の若者に素晴らしい機会を与え続けていることに感謝の言葉を述べ、すべての若者に明るい未来がやってくることを祈念しました。

続いてはインド同窓会独自企画のNetworking Sessionが実施されました。このセッションではMs. Antara とMs. Nandini が司会を務め、以下(a) (b) (c)のいずれかに当てはまるエピソードをその場で紹介するよう参加者に呼びかけました。

(a) 最も思い出深い、あるいは最もおもしろかった出来事
(b) 日本訪問を通じて学んだこと
(c) プログラム内容がキャリアや人生そのものに与えた影響

同窓生の許可を得た上で発表内容を以下に記しました。

Alumni speaker 1: Ms. Vrinda Sharma (visited Japan in 2022)

Ms. Vrinda Sharma

Ms. Vrindaは、人に対する見方が変わったある出来事について話してくれました。「訪日中、グループの友人の一人がパスポートと全所持金の入った財布をある店に忘れてしまいました。もしも盗まれてしまったらごうしよう─と皆でとても怖くなったのですが、 翌日その店に行くと、彼女の財布は同じ場所に置いてあり、大事なものはすべて入ったまま無事でした。その出来事で皆、日本の人々の本質を認識させられました。」

Alumni speaker 2: Mr. Ashish Verma (visited Japan in 2023)

Mr. Ashish Verma

Mr. Ashish は日本で知り合った素晴らしい友人たちについて語ってくれました。日本の先端技術を取り入れた洗濯機を利用したこともたいへん楽しかったそうです。

また、帰国後の最も特別な成果はナレンドラ・モディ首相を囲む国民的教育イベント‘Pariksha pe Charcha’で日本滞在中に学んだ事柄を首相の前で発表したことだ、と報告してくれました。

また日本の研究室が持つ先進テクノロジーについてもMr. Ashishは言及し、理研サイエンスセンターでマウスの身体が透けて見えるようになった実験に感嘆したことや夕刻に街中を散歩したことを懐かしそうに振り返りました。

Alumni speaker 3: Mr. Sudhansu Kumar (visited Japan in 2023)

Mr. Sudhansu Kumar

Mr. Sudhansuは訪日中、生涯にわたる友情を築けたことを筆頭に挙げました。訪問中の愉快なエピソードとしては清水寺の言い伝えを紹介しました。願いを叶えたいのならば高さ13フィートの高所から飛び降りる、という迷信が一風変わっていて心に残ったそうです。

国際的な経験を経てインドに戻った後、Mr. Sudhansuは国家教育政策 三周年記念式典の組織委員会の一員となる機会を得ました。記念式典にはナレンドラ・モディ首相が主賓として登場し、組織委員会には教育大臣も参加していたそうです。このようにさくらサイエンスプログラム参加後、多くの素晴らしい機会を得たと語ってくれました。

Alumni speaker 4: Mr. Jatin

Mr. Jatin

Mr. Jatin は西川裕治 JSTアドバイザーと出会えたことが一番の思い出であると語ってくれました。西川氏の革新的なパーソナリティーにたいへん刺激を受けたと感慨深く当時を振り返りました。Mr. Jatinにとってさくらサイエンスは単なる交流プログラムというよりは「感動体験」そのものだそうです。また、プログラムの最中にノーベル賞受賞者と対話できたことは一生忘れられない、と述べました。

Alumni speaker 5: Mr. Ashok (visited Japan in 2019 and 2023)

Mr. Ashok

Mr. Ashokによると タミル・ナドゥ州の町では現在何千人もの学生が日本語を学んでいるそうです。 2019年は高校生、2023年は大学生の引率者として二回、スーパーバイザーとして来日したことがあります。そのうち数人の学生が学位を取得するために日本の大学に入学したという、成果を報告してくれました。 2023 年には、教え子のうち 3 人が訪日プログラムのおかげで、日本で就職することができました。 さくらサイエンスプログラムで訪れた際に日本製鉄を訪れた彼らは深く魅了され、その経験が最終的に日本で就職するきっかけとなりました。

Alumni speaker 6: Mr. Rohit

Mr. Rohit

まずMr. Rohitは、訪日中に起こった面白いエピソードとして真っ先に日本の先進的なトイレのデザインを挙げました。トイレにあまりに多くのボタンが設置されていたことで混乱し、「これは日本を訪れたインド人学生全員が共感できることではないか」と参加者に問いました。 次にMr. Rohitは、大阪大学の流体力学水路を訪問したときの興味深い経験を共有しました。大阪大学の先生方は多くの概念をたいへんにわかりやすく、実現可能な方法で説明してくれました。サノヤス造船所では初めて船のパーツを間近に見ることが出来て感銘を受けたそうです。Mr. Rohitは、訪問中に自分を導いてくれた先生方と、そこでできた素晴らしい友人たちについて言及し、日本訪問が彼の人生に多くの扉を開いたと語ってくれました。

Alumni speaker 7: Ms. Vaishnavi (visited Japan in 2018)

Ms. Vaishnaviは、日本への訪問が STEM分野 を追求するきっかけとなったと述べました。最も思い出に残ったことは、日本の学生たちとかけがえのない友情を築き、インドの科学技術省および日本の科学技術振興機構(JST)の素晴らしい人々と出会ったことだそうです。 また彼女は、日本科学未来館のロボットASIMOを見て魅了されたこと、パナソニックセンター東京を訪れたことにも触れました。

Ms. Vaishnavi

Alumni speaker 8: Mr. Ankit Chawla (visited Japan in 2019)

Mr. Ankit Chawla

Mr. Ankitは、訪問中に感じた最も感動的な出来事と、それが彼の人生をどのように変えたかについて語りました。 日本科学未来館を訪れ、そこで多くの人型ロボットを見た彼はたいへん魅了され、インドに帰国後、MIRA (Medical Interactive Robotic Assistant) と名付けた独自の人型ロボットを作成しました。主に高齢者を助けるためにMIRAを作ったそうです。この素晴らしいロボットを創造したことで彼は多くの国家的賞を受賞しました。

Alumni speaker 9: Ms. Yuki Tomar (visited Japan in 2023)

Ms. Yukiは、自分が日本で生まれたとき家族が日本語の名を付けた、と幼いの頃のエピソードを紹介してくれました。 2007年には学生としてデリー大学から、2023年には再び教員としてデリー大学の学生とともに日本を訪れました。目を見張るコラボレーションの機会に恵まれたそうです。

ある日本人教授の先生との研究が高名な学会誌に掲載され、この種の共同研究は両国の科学者にとって非常に有益である、とさくらサイエンスプログラムの成果を報告してくれました。

Ms. Yuki Tomar

Alumni speaker 10: Mr. Kailash Pandey

  • Mr. Kailash Pandey
  • Mr. Deepak

デリーのBlind Relief Association から来場したMr. Kailashは同団体が2005年以来、目が不自由な人々に日本語を教えていることを紹介しました。 学生らは日本語能力検定試験(JLPT)にも挑戦しているそうです。その中には博士課程へ進学するために日本へ出発したばかりの学生もいるとのことでした。また、Mr. Kailashは同団体を代表する優秀な人材としてMr. Deepakを同窓生に紹介しました。Mr. Deepakによれば学生全員が点字で日本語を学んでいるそうです。

日本訪問の楽しい思い出が語られた後、昼食の時間となりました。会場ではJSTさくらサイエンスプログラム推進本部 伊藤宗太郎副本部長が乾杯の音頭を取り、同窓生との再開を祝いました。同窓生も関係者・来賓も積極的に意見交換を行いながらランチを楽しんでいました。

  • Mr. ITO
乾杯のスピーチ

昼食後はインド同窓会を代表してMs. Disha Malikが来賓をはじめ、すべての登壇者とこの会に参加してくれた同窓生に深い感謝の気持ちを表明し、同窓会は閉幕となりました。

記録写真

同窓生と関係者のネットワーキング

インド同窓会幹事

(左から右へ) Mr. Priyam, Dr. Pragya, Ms. Disha, Ms. Antara, Ms. Mansi, Ms. Nandini

思い出の数々