さくらサイエンス・科学技術関係者招へいプログラム
さくらサイエンスプログラム実施に関わる、海外の科学技術関係者・教育関係者を日本に招へいし、日本の最先端の科学技術や科学技術行政などについて理解を深めていただくことを目的に実施します。
JSTはさくらサイエンスプログラムの一環として、2023年5月29日(月)~6月2日(金)にかけてアフリカ6か国(エジプト、ガーナ、ケニア、ナイジェリア、南アフリカ、ザンビア)より同地域におけるトップ9大学の学長・副学長をはじめ各大学の国際連携を担う経営層や、各国の教育省などから初等・中等教育や高等教育を担う行政官など、合計30名の招へいを実施しました。参加者は滞在期間中、大学(筑波大学、東京工業大学)、研究機関(産業技術総合研究所、国立極地研究所)や国際協力機構、日本科学未来館を訪問し、日本の最先端の科学技術環境を体験したほか、関係者等との意見交換を行いました。
5月31日には日本とアフリカの大学間の交流・連携を深めることを目的として、「日本・アフリカ大学交流会議2023」が開催され、アフリカ9大学、日本の19大学・機関による積極的な交流が行われました。
2019年度は科学技術部を中心とした中央省庁行政官、地方科学技術庁行政官、各主要大学の国際交流・研究開発担当者など153人を招へいしました。「地球環境・リサイクル」「新エネルギー」「産学官連携」などをテーマに、日本を代表する大学・研究所・企業、地方自治体などを訪問し、日本の最先端科学技術への理解を深めていただき、人と情報のネットワークを築きました。
2019年10月には、ASEAN 10カ国とASEAN事務局から若手行政官27人が来日し、昨年度に引き続き、「STI for SDGs」に関連するプログラムに参加しました。今年初めて開催された「筑波会議」に参加したり、大学(国連大学)、研究機関(海洋研究開発機構、産業技術総合研究所)等を訪問して、我が国の一流の研究者の英知に触れたり、各国の科学技術政策に参考となる議論に参加する機会を得ました。
第3回 インド科学技術関係者招へいプログラムを実施しました
2020年1月、インドの有力大学23校と、インド科学技術局からなる計25名の研究交流担当者、研究者、行政官が来日し、1週間のプログラムに参加しました。一昨年度はインドの科学技術省や人的資源開発省などの政府機関から、昨年度はインド工科大学を中心に国家重点機関に指定された国立研究大学と政府機関から招へいしましたが、3回目となる今年は、理系分野で活躍する州立・私立大学まで対象を広げました。滞在期間中に参加者は大学(東京大学、麻布大学)、研究機関(産業技術総合研究所、宇宙航空研究開発機構、情報通信研究機構)、企業(富士通)を訪問し、日本の最先端のICTなどを体験しました。
1月30日には日本とインドの機関間の交流・連携を深めることを目的に、「日印大学交流会」(JST主催)に参加しました。プログラム最終日には参加者の報告会が開催され、日印友好議員連盟会長の細田博之衆議院議員より特別挨拶をいただきました。インドでは日本の大学の実情はあまり知られていませんが、今回のプログラムを通じて、「帰国後には学生に対して積極的に日本留学を勧めたい」と発言した参加者もいて、力強い手応えを感じました。
2020年2月、ベトナムの有力大学17校と、教育訓練省、科学技術省、ベトナム科学技術協会からなる計25名の研究交流担当者、研究者、行政官が来日し、1週間のプログラムに参加しました。 多様な専門分野からの参加を考慮して、滞在期間中に参加者は大学(筑波大学、横浜国立大学、東京大学)、研究機関(産業技術総合研究所、農研機構、量子科学技術研究開発機構、理化学研究所)、AMED、日本科学未来館、東芝を訪問して、情報収集や意見交換を行い、日本の最新の科学技術に関して理解と認識を深めました。
2月19日には日本とベトナムの関係機関間の交流・連携を深めることを目的に、「日越大学交流会」(JST主催)に参加しました。プログラムの最終日には参加者による報告会が開催され、日越友好議員連盟会長代理の福井照衆議院議員より特別挨拶をいただきました。ベトナムからの参加者は全員真面目かつ大変親日的で、各メンバーから高い満足度を得たとの感想がありました。