メンバーズ・メッセージ

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- Hindavi Todkar
- 所属 :
機械工学エンジニアWorley India - 出身国・地域 :
インド - 名前 :
Hindavi Todkar
こんにちは、同窓生のHindavi Todkarです。
さくらサイエンスクラブインド同窓会(ISSCA)の幹事として、さくらサイエンスプログラム(SSP)のインパクトについてお伝えできることを光栄に思います。このプログラムは、インドと日本のつながりを強化するだけでなく、多くの参加者の人生とキャリアに大きな影響を与え、成長・学習・グローバルなコラボレーションの機会を提供してきました。
SSPは、インドの学生が日本の高度な科学技術やイノベーションを探求できる「入り口」のような仕組みです。貴重な学術経験と若者の心を結びつける架け橋として機能し、同時に日本の豊かな文化遺産に触れる機会も含まれています。私は長年にわたり、このプログラムが参加者の学問的・個人的生活にどのように影響を与えてきたかを目の当たりにしてきました。トップクラスの大学、研究室、研究所への訪問を通じて、学生はロボット工学、再生可能エネルギー、人工知能、バイオテクノロジーなどの分野における日本の画期的な研究に触れます。また、茶道や書道などの文化交流と組み合わされており、科学への好奇心と異文化理解の両方を育むバランスの取れた内容となっています。
ISSCAの幹事として、私はこれまでSSPに参加した多くの同窓生と密に協力する機会に恵まれました。彼らはより優れた知識とスキルに加え、日本がなぜ革新性や卓越性を重視するのかについて深く理解し、インドに帰国します。多くは新鮮なアイデアと新たな目的意識を持って帰国し、中にはテクノロジーや国際協力などの分野でインドと日本をつなぐ取り組みに参加する同窓生もいます。彼らは科学の「大使」になるだけでなく、親善大使としても両国の関係を強化しています。
ISSCAでは、SSPの精神を生かし、同窓生間の強いつながりを維持することに尽力しています。私たちの同窓会ネットワークは、一人一人が経験やアイデア、成果を共有するアクティブなコミュニティです。セミナー、ワークショップ、共同プロジェクトなどを通じて、次世代の学生やこれからSSPに参加するかもしれない若者を応援しています。このような継続的な関与により、同窓生はインドに戻った後もSSPの価値観や精神を忘れずに保っています。
交流プログラムの最も価値のある点は、訪日中に育まれる永続的な友情と専門分野での関係構築です。同窓生は帰国後も定期的にアイデアを交換し、インド同窓会はイノベーションを推進する活気あるコミュニティに成長しました。プログラムで構築された関係は、多くの場合、学術界を超えて広がり、日印間のジョイントベンチャーで協力しあっている同窓生もいます。このネットワークは、両国学生間の有益な対話プラットフォームとなっております。
今後SSPはテクノロジーの急進や世界的な変化により、進化し続けるでしょう。科学研究、イノベーション、教育における国際協力の必要性はこれまで以上に重要にあり、SSPのようなプログラムは、次世代リーダーを育成する上で重要な役割を果たすでしょう。世界がより密接につながるようになれば、異文化交流やパートナーシップの価値はますます高まります。
結論として、SSPは単なる教育交流以上のものと言えるでしょう。若手研究者、エンジニア、知性ある若者がキャリアを通じて世界に貢献するための知識、スキル、つながりを身につけることができるユニークな体験です。同窓生は、それぞれの分野で変革を推進しているだけでなく、インドと日本の関係をも強化しています。ISSCAの一員として、私はこのような取り組みを支援できることをたいへん誇りに思っており、今後さらに多くの学生がSSPに参加できることを祈っています。