メンバーズ・メッセージ
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- Anisa Fathonah
- 所属 :
State University of Jakarta - 出身国・地域 :
インドネシア - 名前 :
Anisa Fathonah
みなさん、こんにちは!
インドネシア、ジャカルタ出身のAnisa Fathonahです。現在は、スタートアップ企業での仕事と並行してインドネシアの出版社とともに、教育カリキュラムの作成、学習目標、教科書編集などのプロジェクトに取り組んでいます。そのほかには、State University of Jakartaにて二つ目の学士号を取得中です。2019年、さくらサイエンスプログラム(SSP)に参加する幸運に恵まれ、後にさくらサイエンスクラブ インドネシア同窓会(SAAI)の事務局長を務めることになりました。
SSPでは、日本科学未来館、TEPIA先端技術館、三菱みなとみらい技術館など、魅力的な博物館をいくつか訪れる機会がありました。それぞれの博物館で、最新技術や科学の進歩について独自の洞察をもたらしてくれました。
また、日本製鉄を訪問し、鋼板を特定のサイズに切断・転送する複雑なプロセスを見学しました。この実地体験により、鉄鋼生産における精度・効率に関わる技術について理解を深めることができました。同様に印象的だったのは、JRE美浦第一太陽光発電所です。太陽エネルギーがどのように吸収・処理され、その後ソーラーパネルを通じて分配され、信頼性の高いエネルギー源として役立っていることを学びました。持続可能なエネルギーが地域社会で実装されている様子を視察できたことは、たいへん有意義でした。
科学技術のほかには、江戸東京博物館で日本文化を熱心に探究しました。展示物はかなり奥が深く、見始めると当時の世界にタイムスリップしたような感覚がありました。さらに、東京経済大学では教授や留学生と意見を交換する機会もありました。この経験により、日本の学術的な環境や雰囲気を肌で感じ、教育に関する貴重な洞察を得ることができました。私は教育学の学位も取得しようとしているので、今まで学んできたこと、体験してきたことを将来のキャリアに活かし、優れた教育者として母国に貢献したいと思っています。
最後に、インドネシアと日本の素晴らしい人々に会えたことは、間違いなくSSPの一番のハイライトでした。科学的探究と文化体験を組み合わせたこの交流プログラムは、本当に特別なものでした。参加のチャンスを得たことに感謝しています。この経験は私の中の忘れられない旅となりました。インドネシア同窓会に参加することで、私たちはこの素晴らしいネットワークや絆を今も維持しています。世界中のSSP参加者をサポートしている科学技術振興機構 (JST)、および、同窓会組織であるさくらサイエンスクラブに心から感謝します。
Sakura Science Club, We Are One!