メンバーズ・メッセージ

FY 2024
  • Diego Luna Velez
    所属 :
    Colegio Montessori Cartagena (Biontessori)
    出身国・地域 :
    コロンビア
    名前 :
    Diego Luna Velez

私は光栄にも、日本政府、コロンビア科学省、Ondas Bolívar Programによって支援されているさくらサイエンスプログラムに選抜されました。これによって、私は日出ずる国へ旅立ち、 今までの人生で最も豊かでありながら厳しい経験を積むことができました。数々の体験談が思い浮かびますが、私は日本の人々を通じて体感した文化面、科学面、技術面での気付きをここで共有したいと思います。

日本のお寺に土足で上がることは禁止されており、寺院への敬意を示すためスリッパに履き替えなければならない─このことにまず驚きました。竜ヶ崎第一高等学校でも、上履きに履き替えるように、と言われて「なるほど」と思いました。敬意や尊厳、そして規律・知識といった価値観が、こういった決まりのもとに築かれていると感じました。

この交流プログラムで間違いなく貴重な部分は他国の研究チームと知り合えたことです。 メキシコ、ペルー、パキスタン、韓国、日本、バングラデシュ、そしてチョコ県(コロンビア)、サンタンデール(スペイン)、アトランティコ県(コロンビア)、サンアンドレス島(コロンビア)といったさまざまな地域からの学生たちと過ごすことができました。 私たちには科学・研究という共通言語があります。科学関連の活動だけでなく、文化的な活動にも参加し、踊りや歌を通して、まるで同じ国の仲間のように交流する機会もありました。

「科学とは、人類が他の計画を立てている間に起こることだ」─という考え方があります。これはかなり的を射た見解でしょう。日常生活はまさに探究すべきことが盛りだくさんの「研究室」です。文化交流や探求活動が変革の源となることをさくらサイエンスプログラムは鮮やかに証明してくれました。