さくらサイエンスプログラムに参加してから7ヶ月が経った今でも、私は長岡技術科学大学でのあらゆる場面を鮮明に覚えています。

さくらサイエンスプログラムを通じて、私たちは長岡技術科学大学の先生方から、特に植物エピジェネティクス工学に関する専門知識を得ることができました。そして、ベトナムにはないシロイヌナズナを用いるメチル化酵素の変異体(MET1)に関する実験に初めて参加しました。また、研究室のセミナーに定期的に参加し、日本の学生の学習環境に触れ、彼らのプレゼンテーションに耳を傾ける機会もありました。

長岡技術科学大学のキャンパスは、近代的で活気に満ちているだけでなく、環境にも配慮した学習環境を備えています。研究室・教室・図書館は探究に適しており、同じ専攻の仲間たちと交流できる場所です。研究室でお世話になった西村泰介准教授は広い心で、たいへん熱心にご指導くださり、常に自己研鑽の精神を促してくださいました。チームワークを磨き、プレゼンテーションスキルを高めるための機会も設けてくださいました。

新しい友人もたくさんできました。私たちは日本とベトナムの生活、歴史、伝統的な習慣について多くを分かち合いました。日本の友人たちは、言葉の壁があっても互いに打ち解けられるよう、進んでサポートしてくれました。週末には先生や友人たちと一緒に、長岡の名所である酒蔵や松籟閣（朝日酒造創立者の邸宅・庭園）をめぐり、蕎麦やアイスクリームを味わいました。日本での20日間を共に過ごしたハノイ工科大学(HUST) およびベトナム国家農業大学(VNUA) の同期は、私にとって大切な存在です。私たちは滞在中、助け合って、絆を深めました。 プログラム終了後も連絡を取り合い、友情を深めています。

さくらサイエンスプログラムに参加したことで、貴重な体験と学びを得られたことにたいへん感謝しています。おかげで、私はスキルが上がり、より自信を持てるようになった結果、一回り成長したのだと思います。

私の体験を読んでいたたき、ありがとうございました。