メンバーズ・メッセージ

FY 2016
  • アザーラさん
    所属 :
    筑波大学
    出身国・地域 :
    インドネシア
    名前 :
    アザーラ

日本への留学や現在の研究にさくらサイエンスプランはどのような役割を果たしましたか?

2015年2月さくらサイエンスプラン(SSP) に参加したとき、私は、日本と筑波大学について知ることができました。その時、私は大学における研究分野や筑波でのキャンパスライフについて考えることができました。そして心の中で筑波大学の修士課程に進学しよう、と思いました。SSPでは特に研究環境や筑波大学の教育システムについて、理解することができました。日本に滞在中、私たちは東京も訪問しました。その時、研究のために向かうべき国は日本である、と私は確信しました。SSPのプログラムは現在私が居住している研究都市、筑波についてどんなパンフレットや広告よりも多くのことを体感させてくれたと思います。日本で遭遇するであろう日常的な体験等はSSPの研修中にも簡潔にまとめられていました。また、プログラムの最中に新しい友人を作る機会があったことにも感謝しています。研修中に出会った仲間にも再会できています。そしてSSPに参加 していた海外からの留学生たちとも連絡を取り合っています。なので、SSPは私にとって日本で研究を進めるための大きなきっかけだったと思います。

日本での生活についてのコメントをいただけますか?

私は現在筑波大学で、再生医療・幹細胞生物学の修士課程でヒト脂肪組織から切り離された間葉幹細胞について研究しています。研究のペースは早く、最後の四ヶ月でかなり多くのことを学んだと思います。その上、私の研究室のメンバーは驚くほど素晴らしく、主任研究員の方々はいつもフィードバックをふんだんに与えてくれました。研究室で過ごす以外にもいくつかのクラスに出席しました。クラスはとても興味深く、講義というよりは会議のようでした。どの教授も研究概要を解説してくれるので、私達は常に研究分野における特定の問題や新発見、様々なアプローチ法を目の当たりにしました。こういった機会は自分の研究にも応用できる性質の情報でした。私は文部科学省の国費留学生、つまり日本政府が提供する奨学金で、研究に集中できています。金銭上の心配は特にありません。私が昨年の9月に来日してから、SSP参加時に出会った友達に再会し、そしてさらに新しい友達とも出会うことができました。ここ筑波には留学生が多いので、現在私はたくさんの仲間に囲まれています。多くの時間を共にしており、休日も一緒に過ごしています。その中の数人は親しい友人になりました。

これからさくらサイエンスプランに参加を希望する皆様にメッセージをお願いいたします。

日本留学を検討しているのならば、SSPに参加することは実生活を経験する上でよい機会だと思います。大学の教育システムについて、そして興味がある研究分野について知るチャンスです。あるいは日本という国を深く知る機会でもあります。特に東京を訪問した時には、休暇のように感じるひとときもありました。更に、SSPのプログラムを通じて多くの友人を作り、素晴らしい教授と知り合うことができます。