日本への留学や現在の研究にさくらサイエンスプランはどのような役割を果たしましたか？

さくらサイエンスプランの参加資格を得る前、どの国で高等教育を受けるかを深く考えました。私の専攻は環境学です。私の住むホーチミンでは環境に関わる問題が多かったのでサステナブルな交通手段や空間開発に興味を持ちました。幸運にも、私はプログラムの参加者として選ばれ、有用な知識を得ることができました。科学技術の発展について学ぶだけでなく、自国文化を振り返ることもできました。特に私は近代的で環境に負荷のかからない日本の輸送システムに感銘を受けました。そのような経緯から自分の研究トピックを決めることもできました。正しい選択をしたと確信しています。

日本での生活についてのコメントをいただけますか？

日本に来て5ヶ月が経ちました。勉学と日常生活の両面において多くの発見がありました。教授や先輩方は私が困難に直面しているときたいへん親切に助けてくれました。彼らが助けてくれることで勇気付けられました。日常生活では、安全・便利で快適な生活ができているという恩恵を感じます。唯一の心配事は言葉の壁です。ほとんどの生活サービス、その内容や手順が日本語のみで書かれているので理解が困難です。しかしながら、大学の個人指導教員やスタッフのおかげで、すべてが日に日に良くなってきています。また、私は日本語を学ぼうとしています。地域の方々と簡単な会話ができるようになればもっと生活が充実すると思います。

これからさくらサイエンスプランに参加を希望する皆様にメッセージをお願いいたします。

新たな環境に身を置くと様々な学びがあります。SSPに参加すれば思ってもみなかった体験ができるでしょう。