こんにちは、台湾・台北にある國立陽明大学助教授Wang Ding-Hanです。本学は医学、生命科学、バイオテクノロジー分野の研究で有名です。博士課程在籍中、私は新潟大学歯学部で実施されたさくらサイエンスプラン(SSP) の招へいプログラムに参加しました。 2018年、新潟大学での短期インターンシップでは、井上誠教授がホスト研究員として私たちを迎えてくださいました。その間、嚥下障害研究センターと病院を訪問しました。新潟大学の研究チームにはたいへん感銘を受けました。彼らは、嚥下障害に関する研究・臨床に関わる問題を解決するため多くの提案をしてくれました。私たちはこれらの貴重な経験を台湾に持ち帰り、SSP実施後母校にて嚥下障害の研究体制を構築しております。

2018年に日本を訪問する機会を与えてくださった新潟大学の前田健康 歯学部長、井上誠 副学部長、そして歯学部のすべての皆様に感謝を捧げたいと思います。この経験は自分自身が嚥下障害および老人性歯科研究といった新分野への関心を持つきっかけとなりました。また、2019年に私は國立陽明大学の研究スタッフとしての新しいポジションを確立できました。私はこれから先も嚥下障害研究を続けます。さくらサイエンスプランに参加できたのは忘れられない経験です。新型コロナウィルスの流行が終息し、日本の仲間に再会できることを楽しみにしています！