メンバーズ・メッセージ

FY 2020
  • ド・ティ・トゥイ・クェンさん
    所属 :
    お茶の水女子大学 博士課程教育リーディングプログラム(人間環境科学)
    出身国・地域 :
    ベトナム(ベトナム国家大学 ホーチミン市校自然科学大学)
    名前 :
    クリスティアン・ド・ティ・トゥイ・クェンさん

日本への留学や現在の研究にさくらサイエンスプランはどのような役割を果たしましたか?

さくらサイエンスプラン(SSP)で大阪府立大学を訪問したのが初の日本体験でした。研究環境について詳しく理解し、留学の計画を立てることができました。私の大学院進学や入試プロセスにつき支援してくださった大阪府立大学の竹中規訓教授に深く感謝しています。竹中教授には、私の所属するベトナム国家大学の研究室に対しても長年継続的なサポートをいただいておりました。また、SSPプログラム中に培った友人のネットワークも私にとってたいへん貴重なものです。彼らは常に私にとって宝のような存在で、機会があれば今も絶えず連絡を取り合っています。このような人的ネットワークは実際日本に住み始めたときに心の支えになりました。さくらサイエンスプランを通じて、素晴らしい仲間のネットワークを築けたことは大きな恵みだと思います。

日本での生活についてのコメントをいただけますか?

人生には常に機会や課題があります。教授の先生方、お茶の水女子大学博士課程教育リーディングプログラムのスタッフの皆さん、研究室の同僚らにたいへんお世話になりました。奨学金でグローバルインターンシップにも参加しましたが、日本を飛び出してよりスケールの大きな学びを得る絶好の機会となり、地球規模で活躍する仲間に目を向けることができました。日本人は打ち解けるまでシャイな人が多いので、できる限り友好的に接してみることをお薦めします。私は多くの人から親切に接してもらい、それが研究のモチベーションに直結し、個人的な悩みを克服するのにも役立ちました。日本には留学生のためのさまざまな奨学金があります。JASSO のサイトをチェックし、ぜひこの素敵な国で勉強する機会をつかんでください!

これからさくらサイエンスプランに参加を希望する皆様にメッセージをお願いいたします。

現在、日本への留学を計画している人は、早めに日本語をブラッシュアップしておくことをお勧めします。豊かな文化を誇る「日本」という国を直接日本語で楽しむことは、大きなプラスになるでしょう。また、研究生活ではワークライフバランスも重要です。課外活動や社会的な活動に参加すれば勉強以外にも多くを学べる上、ストレスも解消できます。直面した問題を他者と共有すると、より効率的に解決策を見いだせるのではないかと思います。