メンバーズ・メッセージ
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- アニバンさん
- 所属 :
東京大学大学院農学生命学科研究科 - 出身国・地域 :
フィリピン(フィリピン大学) - 名前 :
ベニコ・ギャリー・アニバンさん
日本への留学や現在の研究にさくらサイエンスプランはどのような役割を果たしましたか?
さくらサイエンスプラン(SSP)は初めて日本を訪れる機会を与えてくれ、東京大学で博士号を取得しようという意思を決定づけてくれました。このプログラムでは、有害な微細藻類の分類と系統を研究するために必要な機器・施設に触れる機会が設けてあり、東京大学アジア自然環境科学センター(ANESC)のさまざまな研究分野を率いる教授の方々を紹介いただきました。またプログラム期間中、私は現在の指導教官である岩滝光儀 准教授の研究内容をより詳しく知ることができました。SSP交流プログラムで実施された内容のすべてが現在私が日本で取り組んでいる研究において重要な役割を果たした、といえるでしょう。
日本での生活についてのコメントをいただけますか?
私は現在、東京大学大学院農学生命科学研究科の博士課程に在籍しています。ほぼ1年間日本に住んでみて、私は日本の気候、文化、言語、食べ物に適応しつつあるといえるでしょう。熱帯地域の出身ですが、日本の食べ物や天気をかなり気に入っています。文部科学省の国費外国人留学生として受け取っている奨学金は日々の生活費を賄うのに十分で、たまに家族に仕送りをすることもあります。 現在私は岩滝光儀 准教授(アジア生物資源環境研究センター 生物環境評価研究部門)のもとで研究を行っています。この一年で私は国内外で開催された学術会議に出席する先生に同行する機会があり、この経験は私の研究に大いに役立っています。また、Philippine Journal of Natural Sciences に論文を発表し、学術誌Phycologiaにも別の論文を提出しました。
これからさくらサイエンスプランに参加を希望する皆様にメッセージをお願いいたします。
さくらサイエンスプラン参加中、日本について学ぶ機会を最大限に活かしてください。食べ物・天候・文化を楽しみ、友人を増やして人的ネットワークを構築してください。研究環境がたいへん充実しているので大学院進学を検討している皆さんはぜひ東京大学を検討してみてください。