メンバーズ・メッセージ

FY 2019
  • インタナスリさん
    所属 :
    大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 総合地球環境学研究所
    出身国・地域 :
    インドネシア(ゴロンタロ大学)
    名前 :
    ザーラ・リヅキ・インタナスリさん

日本への留学や現在の研究にさくらサイエンスプランはどのような役割を果たしましたか?

初めて日本に来たのは、ゴロンタロ州立大学の学生としてさくらサイエンスプラン(SSP)の交流プログラムに参加したときでした。その時私は研究のために愛媛大学 社会共創学部を訪問しました。チームプロジェクトのテーマはジオパークについてでした。愛媛県西予市を訪れ、ジオパークについて学び、特徴的な自然環境を誇るジオサイト・エリアを視察しました。そして私たちのプロジェクトを「ナショナルジオパーク候補地としてのゴロンタロ市」と名付けました。また、持続可能な開発についても学びました。現在、私は榊原正幸教授のもと、現地コミュニケーターとしての任務に励んでおります。

日本での生活についてのコメントをいただけますか?

私は日本に数回滞在したことがありますが、初めて来日したときは学生でした。卒業後、2018年7月から10月京都にある総合地球環境学研究所(RIHN)に関わる学術会議のために再来日しました。私は日本の生活様式について多くのことを学びましたが、母国インドネシアとは大きく異なることもありました。そして滞在中には関西地域に住んでいる多くの留学生や日本人の友人を得​​ました。私は日本で新しい友達を作るのが好きなので、互いにさまざまなことを学び合っています。日本での生活に関する驚くべき点のひとつは、公共の交通機関です。非常に快適に利用できるのです。上賀茂から京都まで地下鉄を使って会議場である国際会館に通っていました。交通手段としてはバスも使用できますが、自転車を使用していました(研究所の宿舎で借りることができます)。多くの人が公共交通機関や自転車に乗ることを好むので、私もそれに倣っています。自転車専用の駐輪場があるので、自転車を紛失する心配もありません。すべてがきちんと整理されており、非常によく考えられています。

これからさくらサイエンスプランに参加を希望する皆様にメッセージをお願いいたします。

すべてを学び取る─それはとても素晴らしい経験です。新しい挑戦を恐れないでください。トライしなければ成長できません。失敗するか成功するかだけにとらわれないでください。重要なことは、あなたがすでに頑張ってチャレンジしている、ということです。成功の恩恵を受けることもあれば、失敗から教訓を得ることもできます。私のキャリアに起きたすべては「リスクを恐れないようにしよう」という心がけからはじまったと思います。新しいことを学び、順応しようとすることで、昨日よりも良い方向へ向かっていると思います。このプログラムに参加しようとしている若い人たちは、ぜひチャレンジすること─「やってみよう」という気持ちを持ち続けてください。驚くべき発見があるでしょう。私のモットーは「良く学ぶ良く遊び」ですが、ぜひこれを実行してみてください。