日本への留学や現在の研究にさくらサイエンスプランはどのような役割を果たしましたか？

さくらサイエンスプラン（SSP）は、高知大学で行われている研究分野の概要を参加者に紹介してくれました。また、参加者は、さまざまな研究トピックで使われている手法を実際に体験できます。さらには、日本の文化に触れる時間も取ってあり、日本食を味わう機会がふんだんにありました。多くの教授と知り合い、日本文化や大学の研究環境についてのおおまかな雰囲気をつかむのに役立ちました。SSPの一番大きな功績といえば、現在の指導教官に引き合わせてもらえたことです。

日本での生活についてのコメントをいただけますか？

私はもう一年以上日本に滞在しています。文部科学省の国費奨学生に選ばれたのは幸運でした。この奨学金により、高知大学の博士課程で学び続けることができます。これは母国に戻る際の大きな助けになります。現在私は、土佐湾に生息する深海魚の初期成長史について研究しています。このトピックは興味深いと同時に修士論文で学んだ内容とは異なるので難易度が高いです。教授の指導、サポート、そして励ましに本当に感謝しています。研究テーマについてのより多くの知識を得るのに役立っています。また、日本人学生も留学生も研究室の仲間は皆協力的で、特に現地調査を行うときは助けを借りています。

これからさくらサイエンスプランに参加を希望する皆様にメッセージをお願いいたします。

これからさくらサイエンスプランに参加する後輩の皆さん─日本での短期滞在を楽しんでください。自分の研究に役立つと思われる先生方とたくさん話をしてください。母国の大学との共同研究─さらには自分が近い将来、日本で大学院進学を考えているということを思い切って相談してみてください。