日本への留学や現在の研究にさくらサイエンスプランはどのような役割を果たしましたか？

さくらサイエンスプランは自分の日本留学にあたり重要な枠割を果たしたと思います。日本で学ぶ、あるいは日本で研究者として働く環境について理解できたことがたいへん有用でした。

日本での生活についてのコメントをいただけますか？

日本での生活についての評価は最近まで私の中でも「良し悪し」が半々でした。大学での研究環境はたいへん質が高いと思います。また実験や作業をすすめるための環境も居心地の良いものです。今までに出会った先生方は私にサポートの手を差し伸べてくれています。そして研究室の仲間もできるかぎりベストを尽くして私と英語で意思の疎通をはかっています。中国、ベトナム、タイ、マレーシア、そしてもちろん母国インドからの留学生らと友達になれたことも大きな収穫です。一点だけ難点を挙げるとすれば、日本で多く食べられている魚介類に私はあまり馴染めません。しかし、日本人の働く様子、規律、衛生観念や景観の美しさには驚くほど感動しました。また、日本の人々には困っている人がいれば助けようという優しい気持ちがあると思います。

これからさくらサイエンスプランに参加を希望する皆様にメッセージをお願いいたします。

どの国の学生にとっても日本で高等教育を受けることは理にかなっています。しかし、来日前に多少日本語が話せるようにしておくことをみなさんに強くすすめます。なぜなら日本語がまったくできないと、日常的な取るに足らない用事でかなり不便を感じるからです。ただ、日本の人々はたいへん親切なので必要に応じて助けてほしいと意思表示をすれば応じてくれます。