メンバーズ・メッセージ
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- ラーマムリアニさん
- 所属 :
高知工科大学 Center for Human-Engaged Computing - 出身国・地域 :
インドネシア(バンドゥン工科大学) - 名前 :
フィトラ・ラーマムリアニさん
日本への留学や現在の研究にさくらサイエンスプランはどのような役割を果たしましたか?
さくらサイエンスは私の夢の扉を開くような役割を果たしたと思います。初めて日本に来たのはさくらサイエンスプランの一環として参加した「YOSAKOIサマースクール」です。金銭的な心配のない環境でサマースクールをフルに楽しむことができました。多くの思い出や友人が作れ、心に残る経験でした。「よさこい祭」でのパフォーマンスをはじめ、日本でどのように生活すればよいか、日本語の重要性などについて知ることができました。そのような下地があったため私は2016年、インターンとして再度高知工科大学を訪れました。さくらサイエンスを通じての初来日がなければインターンシップに参加できた可能性も低かったのでは、と思います。そしてさらに私は今回修士課程で学ぶため三度目の来日を果たしました。この交流プログラムがいかに私の人生を大きく変えたか、理解していただけたかと思います。さくらサイエンスプランは私のキャリアのきっかけとなったばかりか「未来」という扉を開いてくれました。日本留学のきっかけを作っていただけたことに感謝します。
日本での生活についてのコメントをいただけますか?
日本に来るたび私は故郷にもどってきたような感覚にとらわれます。日本での過去の出来事がすべて思い起こされます。それらをたいへん懐かしく思う反面、日本にいる間はより多くの場所や新たな体験・時間を探求したいと考えています。私は現在、高知工科大学HEC研究センター(Center for Human-Engaged Computing)にてコンピュータサイエンスを学んでいます。多くの先端技術に触れ、自国では得られない視点を学んでいます。指導教授もたいへん親切な方です。毎週ゼミやミーティングをつうじて個々の考えや論文内容を共有したりすることもあります。私は2年前にもインターンとしてこちらの研究センターを訪れています。今はできるだけ新しい友人や知り合いを増やしたいです。また、大学の国際交流課からも日本での暮らしについて多くのガイダンスを得ています。奨学金で生活費をまかなえるようになると助かります。
これからさくらサイエンスプランに参加を希望する皆様にメッセージをお願いいたします。
恥ずかしがらずにどんどん質問をしてください。これが私から後輩のみなさんへのメッセージです。日本にいるということは大きなチャンスです。滞在中にわからないことがあるのなら他人の目を気にせずに聞いてみることです。自信と誇りを持って最大の努力をしてください。また、日本でしかできない経験を大いに楽しむことも忘れないでください。疲れてモチベーションが下がったときは「なぜ自分は日本に来たのか」をもう一度思い出してみてください。そして笑顔を忘れずに!