メンバーズ・メッセージ

FY 2018
  • スイートさん
    所属 :
    岐阜大学
    出身国・地域 :
    ミャンマー
    名前 :
    メイ・スイート

日本への留学や現在の研究にさくらサイエンスプランはどのような役割を果たしましたか?

豊かな学びをもたらしてくれたさくらサイエンスプランをつうじ、私は種々の研究テーマを検討することができました。そして三週間の滞在中、私はあらたな知識を得ることができました。この交流プログラム(2015年11月-12月)は私にとってユニークかつ実りの多いものでした。日本の学生や岐阜大学およびJ-PARCの先生方との多文化的環境下で意見を交換することができました。たいへん良い思い出です。私たち学生は異なる環境から来ていますが日本の大学で学ぶにあたり、似通った事柄に興味を持っていることが分かりました。ハイパー原子核物理学に関するディスカッションに留まらず、関連する研究内容についても種々の意見が出ました。また、問題に対する自由なアプローチ法や集中的に学ぶスタイルも楽しむことができました。要求水準はたいへん高かったにもかかわらず心から楽しむことができました。参加した外国人学生はあたためてきたアイディアや今までの経験について日本人研究者らと語り合うことができました。このようにさくらサイエンスプランが私を勇気づけてくれたため、再来日し日本の大学院に進学し、仲澤和馬先生の研究室で学ぶという次のステップに進むことができました。今、私は岐阜大学大学院の修士課程二年目に在籍しています。将来はハイパー原子核物理学に根差す研究を目指したいと思います。今、私は単一のハイパー原子核を作り上げる研究をしています。将来はYN/YY相互作用に関する研究・再構築を行い、大学院在学中にハイパー原子核の寿命についても研究してみたいと考えています。私は研究室内でたいへん固い友情を築き上げることができました。その結果、活発なアイディア交換を通じて、すべての過程を楽しむことができました。

日本での生活についてのコメントをいただけますか?

私は幼いころより海外留学を夢見ていました。皆さんも同じでしょう。今、私は岐阜大学に在籍しており、人生の過渡期に差し掛かっているといえます。日本での日々は決して忘れることはありません。再来日できたことは大きな喜びです。私は岐阜大学大学院工学研究科にて仲澤先生の研究室に迎えていただきました。先生と研究室の仲間は私が日本での生活になじめるように、そして日本文化や研究分野に対してもより深い理解を得られるように力を貸してくれました。皆、たいへん親切な方々で多くの面で助けられました。私は日本に住むにつれて人々が大変親しみやすくコミュニケーションに長けていると感じました。街中で買い物をするときも「おはようございます」という朝の挨拶のあと、店員さんは私が助けを必要としているかどうかをさりげなく確認してくれます。そのように温かく見守られている雰囲気が心地よいです。日本へ留学したことで私はより意識を高め、自信の持てる人間に成長できたと思います。結論として、留学生として再来日できたことは最高の経験です。今、私は夢に向かって手ごたえを感じています。そして日本留学を目指している後輩のみなさんにはできる限りのアドバイスや提案をできるようベストを尽くしたいと思います。

これからさくらサイエンスプランに参加を希望する皆様にメッセージをお願いいたします。

私からのアドバイスとしてはあらゆる機会を逃さず日本の文化に身を投じることです。生涯続くような仲間や恩師との関係を築き、日本語スキルも磨ければさらによいでしょう。さほど遠く離れた国に来ているわけではない、と自分に言い聞かせてください。日本的な物事の進め方、社会的規範、伝統に魅かれる人も多いでしょう。人との絆やコミュニケーション、日本の音楽やお祭り、お祝い事、歴史、美術、そして食べ物に魅了されるケースもあります。今まで触れたことのない文化、自国にいたら知ることのなかった経験が得られます。また馴染みのない「物事」や「やり方」に順応せざるを得ないというのも豊かな経験です。そして、時折びっくりするような問題や課題に直面することもあるので、視野が広くなり自立した人間になれると思います。人として学び成長できる─これがもっとも大きな収穫です。今まで信じていたもの、情熱をかたむけていたもの、自分自身の性格、について新たな発見があることでしょう。異文化社会との交流をつうじてきっと開眼することが増えるのではないでしょうか。さくらサイエンスプランをつうじた「交流」は私にとって何物にもかえがたい経験です。この気持ちを言葉で的確に説明するのはいまだに簡単なことではありません。