日本への留学や現在の研究にさくらサイエンスプランはどのような役割を果たしましたか？

さくらサイエンスプランは私にとって日本留学前のオリエンテーションのような役割を果たしました。特にToyoha のAMD処理施設を見学できたことはたいへん印象的でした。この体験をつうじ、私は汚染水のAMD処理について学ぶことができました。非常に有益な内容だったため、「地下水の金属汚染」という研究課題で博士課程に進もうと決心しました。

日本での生活についてのコメントをいただけますか？

まずはプランの前後をつうじてご指導・ご支援くださった私の指導教官、五十嵐敏文教授に深く感謝申し上げます。先生のおかげで私は再来日を果たすことができました。また JICAによるアセアン工学系高等教育ネットワーク奨学金 にも感謝します。先生のお力添えと奨学金がなければ北海道大学で博士課程（環境工学）へ進むことはできなかったでしょう。北大の近代的なキャンパスはたいへん美しく、札幌をはじめ美しい観光地や博物館などをたくさん巡ることができました。大学の友人もたいへん親しみやすく、毎日が充実していました。

これからさくらサイエンスプランに参加を希望する皆様にメッセージをお願いいたします。

海外の高等教育機関に進学したい後輩に私はぜひ日本をおすすめします。日本は勉学・研究に適しているだけでなく、心に残る体験や知識、高度な科学技術教育に触れることのできる国だからです。