メンバーズ・メッセージ

FY 2018
  • スージトラさん
    所属 :
    東京工業大学
    出身国・地域 :
    タイ
    名前 :
    スージトラ・スーティタティップ

日本への留学や現在の研究にさくらサイエンスプランはどのような役割を果たしましたか?

私は交換留学制度を利用し、山形大、八戸工業大、東海大、東工大、と何度か日本に来ています。自分が初めて行った外国が日本でした。その当時はすべてに興奮た覚えがあります。たしかにことばの問題はありましたが、そこまで辛い思いはしませんでした。日本の友人や同僚たちは身振り手振りで私とコミュニケーシンを取ってくれようとし、親切に日本語を教えてくれました。その友人やホストファミリーとは現在も連絡を取って合っています。このような印象を受けたため、繰り返し交換留学プログラムに参加しました。

日本での生活についてのコメントをいただけますか?

一番最近の交換留学先は東京工業大学でした。研究課題を抱えていたことで私にとって一番たいへんな時期でした。日本の教育制度はタイと違う点があります。そのちがいに順応しなければなりませんでしたが世界各国から来日していた素晴らしい友人たち、研究室の先輩方、担当教官である先生のおかげで恵まれた環境だったと思います。
友人のほとんどは同じく海外からの留学生でした。私たちは日本の日々の生活で驚くことも多々ありました。例えば駅で電車に乗り込むときは列に並び順番を守っているところなどです(ラッシュのときはこのかぎりではありませんが)。また、道に迷ったときには、詳しくない人でもいっしょにその場所まで連れて行ってくれる日本人が何人もいました。研究室の先輩方も英語に長けていなくとも実験の手順やスケジュール管理を助けてくれました。
さらに、私の担当教官である先生はたいへん素晴らしい方で、お忙しい中でもきめ細やかにご指導・ご配慮いただきました。自分が間違っているかもしれないと不安になっているときでも心置きなく相談することができました。また、先生のお力で修士課程への奨学金を得ることができました。このように、日本では素晴らしい経験を積むことができました。

これからさくらサイエンスプランに参加を希望する皆様にメッセージをお願いいたします。

日本の大学にあるさまざまなプログラムに参加したいと考えているのならば、ぜひトライしてください。学費の面で問題を抱えていても奨学金のサポートを受けることができます。言語の問題が心配でも、私のメッセージをもう一度読んで勇気をもらってください。