メンバーズ・メッセージ

FY 2017
  • ラチャナさん
    所属 :
    京都大学
    出身国・地域 :
    カンボジア
    名前 :
    ラチャナ

日本への留学や現在の研究にさくらサイエンスプランはどのような役割を果たしましたか?

さくらサイエンスプランに参加した後、教育のシステム、技術、そして魅力的な日本文化に感銘を受けました。まず最初にこのプログラムに参加中、大阪府立大学で多くの研究発表を聞く機会に恵まれ、日本で研究者として活動していくきっかけとなりました。このことから文科省奨学制度のもと日本の大学院に進学することを決断しました。大阪府立大学で過ごした時間は私にとって初めての日本訪問でした。日本で多くのことを体験し、また素晴らしい場所を訪れる機会もあり、日本という国から多くの影響を受けました。さくらサイエンスプランは日本で勉強したいと願うきっかけを作ってくれたのです。カンボジアからの学生グループを温かく迎え入れてくれ、素敵なおもてなしをしてくれた大阪府立大学のフレンドリーなスタッフにたいへん感謝しています。

日本での生活についてのコメントをいただけますか?

日本での生活はチャンレジでもあり、価値あるものです。私は研究技術について多くのことを学ぶことができ、それと同時に日本に滞在することで新しい自分を発見することができました。コミュニケーションの難しさ、言語、文化の違いから、落ち込んでしまう時期もありました。しかし後にこれらの違いを経験できるということ、そして礼儀正しい日本の方々と接することができることに感謝する気持ちがありました。日本の教育システムにも感謝しています。そして日本の人たちは仕事、生活に対して多大な責任感を持っていると思いました。また便利な交通機関、観光サービスが充実しているのでとても楽しんでいます。私の希望は特に言語という面で外国人にとって(日本が)もっと過ごしやすくなってくれることを望みます。

これからさくらサイエンスプランに参加を希望する皆様にメッセージをお願いいたします。

このプログラムを最大限に活用してください。日本に来る学生さんたちにとって、このプログラムに参加している間は見るものすべてが素晴らしく、感銘を受けることでしょう。また多くの素晴らしい友達との出会いもあることでしょう。それだけに文化について理解を示し、コミュニケーションを取ってみてください(笑顔も忘れずに)。そして彼らと連絡を取り続けてください。まさにこれが、このプログラムの最高に素晴らしいことなのです。最後に私が感じたように、このプログラムの素晴らしさをみんなが経験してくれることを望んでいます。