同窓会

Jittraporn Saengkaew

私は2016年に青森県弘前大学で開催されたさくらサイエンスプログラム(SSP)に参加し、2018年には弘前大学で博士号を取得しました。 現在は物質・材料研究機構(NIMS)の博士研究員です。さくらサイエンスクラブ (SSC) の同窓生として、Science and Technology in Society Forum (STS) とフォーラムのヤングリーダーズプログラム2023 (YLP 2023) に参加できてうれしく思います。このフォーラムには、さまざまなキャリアを持つ興味深い人々が大勢参加しました。 その場で閃いたアイデアについて話し合い、貴重な見解や洞察を共有できました。 特にヤングリーダープログラムでは、多くのノーベル賞受賞者にお会いできたことは大変光栄で、わくわくしました。 私たちのグループは、各国の研究資金問題に対する解決策、協働することの影響力、言語の壁、研究上の問題、研究に関する新しい視点の取り入れ方、ワークライフに関する堅苦しくない話題など、研究にまつわる主要な問題についてWilliam E. Moerner教授 (2014 年ノーベル賞化学賞)と話し合いました。さらに、Wolfgang Ketterle 教授(2001 年ノーベル物理学賞)と対話する機会もありました。同教授は、学業・職業や生活におけるご自身の物語や経験からはじまり、キャリアの発展についての展望を語ってくれました。法人設立やネットワーク構築の重要性、海外に出て各国の研究文化を学ぶ機会や運も必要であることなど、多くのアドバイスをいただきました。 自分の能力を高め、支援してくれる人に出会う運や、仕事運、人生運などをテーマに語ってくれました。 公式ディナーでは、Morten P. Meldal教授(2022年ノーベル化学賞)ご一家とお話しする機会があり、このフォーラムが私にとって素晴らしい経験であることをお伝えしました。フォーラムでは、興味深いセッションが数多くありました。 グループで話し合い、知識を交換するという一連の活動を通じて私はさまざまな分野の科学技術にさらに惹きつけられ、本当に多くの経験を積みました。 さらに、SSC の同窓生や多くの人々と出会い、自分のキャリア形成のためのネットワークや協力関係を築くことができました。そして、研究やネットワーキングへのモチベーションが高まりました。ヤングリーダーズプログラムは、私がプロフェショナルとして成長し続けるための新しい挑戦の場を提供してくれたといえるでしょう。 SSCを代表し、STSフォーラムおよびヤングリーダープログラム2023に参加する機会をいただきまして心より感謝いたします。今後もSSCを通じてこのようなプログラムに参加できる機会があれば大変嬉しく思います。