同窓会

インド幹事長がJSPSインド同窓会でSSPおよびSSCについて発表

さくらサイエンスクラブ インド同窓会会長のMs. Antara Puranikは2023年9月8日 在コールハプール市 シヴァジ大学Shivaji University Kolhapurにてさくらサイエンスプログラム(SSP)およびSSPの同窓会であるさくらサイエンスクラブ(SSC)について発表を行いました。発表はIndian JSPS Alumni Association(IJAA-JSPSインド同窓会)が同大で行った同窓会イベント 第13回日印科学技術会議13th India-Japan Science and Technology Conclave: International Conference on Frontier Areas of Science and Technology(通称ICFAST2023)の会場にて行われ、多くの質問が寄せられました。以下、Ms. Antaraによる報告レポートをお届けします。SSPが科学技術の道を本格的に志すきっかけとなったこと、そして さくらサイエンスクラブ インド同窓会(ISSCA) が多くの人々にインスピレーションを与える同窓会に成長した経緯を発表してくださったAntaraさんにJSTおよび事務局から感謝の意を表したいと思います。


第13回日印科学技術会議(ICFASR2023)の概要

JSPSのインド同窓会IJAAは、同窓会イベントとして日印の科学者を集め、物理科学、化学科学、生命科学、計算科学、数学科学、工学といった分野で両国の最先端研究や重要な発見について議論する会議を開催しました。学生や研究者向けのポスターコンペもあり、双方向の対話や交流をさらに活発なものにしています。

とくに2023年は日印外交関係樹立71周年という節目の年を記念し、シヴァジ大学、同大国際部、IJAAが第13回目の日印科学技術会議─ ICFAST2023を共同開催しました。基調講演、本会議、生命科学・物理科学に関する招待講演他、複数のセッションが並行して行われました。

鈴木浩駐インド日本国大使、Sibi George駐日インド大使、杉野剛JSPS理事長、インド科学技術省(DST)Dr. Rajesh Gokhale、シヴァジ大学 Vice-Chancellor Prof. Dr. Shirke、 同大Pro-Vice ChancellorであるProf. P.S. Patil賛同の元、同大科学技術学部長 Prof. (Smt.) S.H. Thakar、およびIJAA代表 Prof. Sakthi Kumarが会の議長を、そして同大国際部 兼 IJAAインド西部支部長Dr. S. B. Sadaleが講演者の招集を担う実行委員長を務めました。

出典
https://www.unishivaji.ac.in/workshop/pages/13-th-INDIA-JAPAN-SCIENCE-AND-TECHNOLOGY-CONCLAVE-INTERNATIONAL-CONFERENCE-ON-FRONTIER-AREAS-OF-SCIENCE-AND-TECHNOLOGY-2023

私は会議の初日9月8日、12時45分から発表を行いました。
発表資料
発言全文

訪問記

2023年9月7日
私たちは午後、コールハープル市に到着し、会期中サヤジホテルに滞在しました。招待された来賓講演者および日本学術振興会の委員の皆様による歓迎夕食会が開催されました。ディナーセッションでは多くの交流や議論があり、多くの偉大な科学者と対面し、彼らの研究や経験について聞くことができました。

Dr. Ooi, Mr. Hoshino, and Ms. Antara at the Sayaji Hotel.

2023年9月8日
午前中、会議は大学内のRajarshi Shahu Senate Hallで開催されました。 他の会場でも並行してセッションが行われていました。Senate Hallでは開会式が実施され、来賓の方々が開会の挨拶や祝辞を述べました。

基調講演の後、科学技術振興機構(JST) さくらサイエンスプロブラム(SSP)に割り当てられた時間内でJST 黄 国際連携アドバイザーおよび私Antara Puranikが発表を行いました。2018年、さくらサイエンス ハイスクールプログラムの元、高校生として日本を訪れた体験談やさくらサイエンスクラブ インド同窓会が実施している活動について紹介することができました。聴衆からは多くの質問を受けましたが時間が限られていたため、質疑応答は昼食の時間に持ち越されました。

夕刻には、同大Bhasha Bhavan言語・文化センターのV.S.Khandekar講堂で音楽学部による文化プログラムやパフォーマンスが企画上演され、そこでマハラシュトラ州独自の文化が披露されました。食事はRajamata Jijausaheb Sabhagrah講堂で供されました。

日印の著名な研究者や来賓の皆様が集う会にこうして参加したことは、私にとってたいへん思い出深い経験でした。科学技術分野でエキスパートといえる先人の方々も私に快く声をかけてくださいました。そういった方々と個人的に話す機会がありましたが、非常にシンプルかつフレンドリーな姿勢で接してくださり感動しました。全体的にコールハープル市でのこの経験は私を原点に立ち返らせてくれたと同時に、自信も高めてくれました。このような貴重な機会を作ってくださった関係者の皆様に心より感謝いたします。