2023年度 活動レポート 修了式

さくらサイエンス・大学生招へいプログラム

修了式

 9月29日(金)午後、インドの有力大学(アンナ大学、IITボンベイ校、IITデリー校、IITグワハティ、IITハイデラバード校、IITカンプール校、IITカラグプル校、IITマドラス校、デリー大学)から選抜された大学生・大学院生49名は、科学技術振興機構東京本部B1大会議室にて修了式に臨みました。

 修了式には、シビ・ジョージ駐日インド大使をはじめ、インドの大学の学長・副学長8名もご出席くださいました。

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 シビ・ジョージ大使は祝辞のなかで【日印特別戦略的グローバル・パートナーシップ】の重要性に触れ、日印の大学間協定を促進し、両国で行き来する留学生をさらに増やすために、このプログラムの継続を祈念されていることを強調されました。

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 また、参加者を代表して、アンナ大学の大学生とIITボンベイ校の大学院生もスピーチを行いました。

■アンナ大学の大学生

 「このプログラムは私たちが “ニホンヲスキニナル”という目的を十分に果たしていました。一言で表せば “スバラシイ”です。日本の技術、研究への情熱、規律、清潔さ、豊かな文化、そのすべてが私たちを驚かせました。ここにいるすべての参加者が、日本への留学、就職を本気で考えるようになったことは間違いありません。」

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■IITボンベイ校の大学院生

 「慶應大学の活気あるキャンパスの雰囲気を感じ、単なる名門私立大学ではなく、日本で認知されたブランドであることがわかりました。また、東京大学やNIMSのような世界クラスの研究室に、十分な資金が提供されていることに驚かされました。例えば、NIMSは1500人のために25台の透過電子顕微鏡(TEM)を有しています!将来のための選択肢として、日本が候補になりました。」

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 さくらサイエンスプログラムでは、過去にインドから約3000人の優秀な高校生・大学生・若手研究者らを招へいしてきました。今回の大学生・大学院生特別招へいプログラムが、日印のさらなる頭脳循環の促進に繋がることが大いに期待されます。

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※シビ・ジョージ駐日インド大使をはじめ、インドの大学の学長・副学長8名は、翌9月30日(土)に京都で実施される、日印トップ大学の学長等による「JST第二回日印大学等フォーラム」にも出席されました。

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修了式の後、学長にプログラムの成果を報告するインドの大学生たち