開催報告
開催日時 |
2023年9月30日(土)14:00–17:20 |
開催場所 |
ザ・プリンス京都宝ヶ池 |
主催 |
科学技術振興機構経営企画部 さくらサイエンスプログラム推進本部 |
国立研究開発法人科学技術振興機構 さくらサイエンスプログラム推進本部(SSP)は、2023年9月30日、ザ・プリンス京都宝ヶ池にて「第二回日印大学等フォーラム」を開催しました。本フォーラムは日本とインドの協力を一層促進するための交流基盤の形成を目的として開催されたもので、日印トップ大学の学長等30名(日本側20名、インド側10名)のほか、関係3機関、インドで事業を展開する日本企業3社が出席しました。また、シビ・ジョージ駐日インド大使、鈴木浩在インド日本国大使、文部科学省審議官にもご出席いただきました。
戦略的パートナーである日本とインドの科学技術・学術における協力関係の促進、とりわけ若い人材の育成とその頭脳循環は両国の発展にとって極めて重要です。両国は今年1月に開催された「第一回日印大学等フォーラム」において、両国間における研究・人材交流を今後、一層強化・拡大することを支持し、そのための努力を奨励、今後の協力の発展を議論するためのフォーラムの継続を確認しており、今回は第2回目のフォーラム開催となりました。
本フォーラムでは「日印間の頭脳循環の促進」をテーマとし、第一回で確認された宣言の内容をより具現化するための方策を探りました。第一部では、東京大学、インド工科大学(IIT)ハイデラバード校の学長のほか、インドで事業を展開するスズキ株式会社、富士通株式会社の代表者が「留学促進」「人材育成協力」「産学連携」に言及した基調講演を行いました。また、「インドからの留学生・研究者拡大のための環境整備」、「人材の流動に向けた産学連携」という2つのテーマで座談会を実施し、意見を交換しました。フォーラムの特徴として、インドに進出あるいは、インドからの人材の雇用に意欲のある企業の参加を経て、日印間の産学官連携の促進について議論が行なわれました。
第二部では、具体的な連携・交流の実現を希望する日印の大学に対して、個別に意見交換の場を設定し、40以上の個別会合が実施され、具体的な協力の契機とすることができました。本フォーラムにより、日印間の頭脳循環が加速し、質・量を十分に伴った緊密な連携に発展することが期待されます。
プログラム
第一部
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14:00–14:15
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主催者および来賓挨拶 |
14:15–14:45
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基調講演 |
- 東京大学「日本への留学促進事業と産学連携」
- IITハイデラバード校「日印人材育成協力の事例」
- スズキ株式会社「インド側大学との連携と抱える問題」
- 富士通株式会社「インド学生採用実績、日本の大学との富士通スモールリサーチラボ」
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14:45–14:50
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集合写真撮影 |
14:50–15:40
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座談会(テーマ1、2を並行実施) |
■テーマ1:「インドからの留学生・研究者拡大のための環境整備」
■テーマ2:「人材の流動に向けた産学連携」
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第二部 |
15:50–17:20
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個別会合
具体的な連携・交流の実現を希望する大学・研究機関等による個別の意見交換
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日印大学等フォーラム参加者名簿(敬称略)
1. インド側(計10名)
アンナ大学学長 |
R. ヴェルラージ |
IITボンベイ校学長 |
スブハシス チョードゥリー |
IITグワハティ校学長 |
パラメスワール クリシュナン アイヤール |
IITハイデラバード校学長 |
B. S. ムルティ |
IITカンプール校学長代理 |
ビシャク バタチャリヤ (オンライン参加) |
IITカラグプル校学長 |
ヴィレンドゥラ クマール テワリ |
ジャワハルラール・ネルー大学学長 |
サンティシュリー D. パンディットゥ |
デリー大学学長 |
ヨゲッシュ スィング |
IITデリー校副学長 |
アムブジ サガール |
IITマドラス校前・筆頭学部長 |
コシー ヴァルギース |
2. 日本側大学(計20名)
北海道大学理事・副学長(国際統括) |
髙橋 彩 |
東北大学理事・副学長 |
植木 俊哉 |
筑波大学学長補佐 |
C.F. ベントン |
東京大学総長 |
藤井 輝夫 |
東京工業大学副学長(国際連携担当) |
林 宣宏 |
名古屋大学副総長 |
水谷 法美 |
京都大学総長 |
湊 長博 |
大阪大学理事・副学長 |
田中 学 |
九州大学副学長(アジア・オセアニア研究教育機構 副機構長) |
原田 明 |
早稲田大学理事 |
弦間 正彦 |
横浜国立大学副学長(国際担当) |
椛島 洋美 |
新潟大学学長 |
牛木 辰男 |
長岡技術科学大学副学長(国際連携・校友会担当) |
高橋 修 |
岐阜大学グローカル推進機構(機構長) |
小山 博之 |
静岡大学理事(研究・社会産学連携・情報担当)/副学長 |
川田 善正 |
神戸大学理事・副学長 |
中村 保 |
広島大学理事・副学長(グローバル化担当) |
金子 慎治 |
芝浦工業大学副学長 |
髙﨑 明人 |
立命館大学学長 |
仲谷 善雄 |
同志社大学副学長(研究開発推進機構長) |
塚越 一彦 |
3. 日本側機関(計3名)
国際協力機構(JICA)人間開発部次長
兼)高等教育・社会保障グループ長
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上田 大輔 |
国立研究開発法人物質・材料研究機構(NIMS)理事 |
福井 俊英 |
日本学術振興会(JSPS) 副理事 国際統括本部長 |
三輪 善英 |
4. 日本側企業(計3名)
スズキ株式会社(SUZUKI)取締役専務役員 海外四輪営業本部長 |
齊藤 欽司 |
富士通株式会社(FUJITSU)執行役員SEVP CTO, CPO
兼)システムプラットフォーム BG Co Head |
ヴィヴェック マハジャン |
日本電気株式会社(NEC)Corporate SVP・研究開発部門長
グローバルイノベーションビジネスユニット長 |
山田 昭雄 |