教育および科学技術に関する各国・地域の調査結果

パラオ共和国Republic of Palau

Ⅰ 当該国・地域の基本指標

Ⅰ-1 概要

項目 概要 備考
人口(千人) 18 2019年
名目GDP(百万USドル) 280 2019年
名目GNI(百万USドル) 291 2019年

(出典:国連 資料:GLOBAL NOTE)

Ⅰ-2 初等教育から始まる学校制度

項目 概要
学校制度 小学校8年制・高等学校4年制・短期大学2年制
学校年度 8月 第2週 ~翌年 5月 3週 (始業日および終業日は年によって変わる)
学期制 【4学期制】私立学校は独自の学期を採用している。
1学期:8月上旬~10月中旬
2学期:10月中旬~12月下旬
3学期:1月上旬~3月上旬
4学期:3月上旬~5月下旬
【概要】

 パラオの義務教育は、6~18歳の12年である。
 教育省が教育行政を管轄しており、公立学校を中心に管轄、指導している。私立学校についても、教育省が設立許可を行うと共に、補助金を支出しており、私立といえどもカリキュラム等において教育省の方針を尊重する必要がある。
 義務教育は、小学校(1-8年生)、および高校(9-12年生)で、小学校は3州を除く各州に公立校があり、コロール州には公立3校、私立2校がある。高校は、コロール州に公立が1校、私立が2校あり、その他の州に私立が2校ある。
 公立学校の教師は大半がパラオ人であるが、学校によっては青年海外協力隊員が算数等を教えている。米国の教科書を使っており、教育内容は米国式であるが、近年パラオ語やパラオの歴史教育にも力を入れている。授業で使用される言語は公立がパラオ語と英語、私立が英語となっている。識字率や就学率は高いと考えられるが、高校でドロップアウトする生徒が問題となっている。
 高等教育機関は短期大学(コミュニティーカレッジ)が1校あり、米国の制度を採用し、授業は英語で行われている。ミクロネシア各地から留学してくる学生も多い。現在この短期大学では卒業後米国州立大学とオンラインクラスの受講が可能で、2年間の受講で修士号と学士号を取得できる。4年生大学に進学を希望する場合は、米国等の海外教育機関に進学する。

(出典:外務省HP)

Ⅰ-3 初等~中等後教育までの生徒数・学生数

教育別 生徒数・学生数 年次
初等教育(人)
前期中等教育(人)
後期中等教育(人)
中等以降高等以前教育(人)
(出典:The World Bank)
*Primary EducationはISCED1に相当
*Lower Secondary EducationはISCED2に相当
*Upper Secondary EducationはISCED3に相当
*Post-Secondary Non-Tertiary EducationはISCED4に相当

Ⅰ-4 初等~中等後教育までの就学率

教育別 就学率 年次 備考
初等教育(%) ISCED1に相当
前期中等教育(%) ISCED2に相当
後期中等教育(%) ISCED3に相当
中等以降高等以前教育(%) ISCED4に相当
(出典:The World Bank)

Ⅰ-5 初等~中等後教育までの女子生徒率

教育別 女子生徒率 年次 備考
初等教育(%) ISCED1に相当
前期中等教育(%) ISCED2に相当
後期中等教育(%) ISCED3に相当
中等以降高等以前教育(%) ISCED4に相当
(出典:The World Bank)

Ⅱ 中等・高等教育に関わる制度・状況

a.全般

1.関係する行政機関とその概要

 教育省(Ministry of Education)が教育行政を担っている。

2.優秀な人材を輩出するための基本計画等とその概要

 教育省が教育行政を管轄しており、公立学校を中心に管轄、指導している。私立学校についても、教育省が設立許可を行うと共に、補助金を支出しており、私立といえどもカリキュラム等において教育省の方針を尊重する必要がある。義務教育は、小学校(1-8年生)、および高校(9-12年生)で、小学校は3州を除く各州に公立校があり、コロール州には公立3校、私立2校がある。高校は、コロール州に公立が1校、私立が2校あり、その他の州に私立が2校ある。公立学校の教師は大半がパラオ人であるが、学校によっては青年海外協力隊員が算数等を教えている。米国の教科書を使っており、教育内容は米国式であるが、近年パラオ語やパラオの歴史教育にも力を入れている。授業で使用される言語は公立がパラオ語と英語、私立が英語となっている。識字率や就学率は高いと考えられるが、高校でドロップアウトする生徒が問題となっている。高等教育機関は短期大学(コミュニティーカレッジ)が1校あり、米国の制度を採用し、授業は英語で行われている。ミクロネシア各地から留学してくる学生も多い。現在この短期大学では卒業後米国州立大学とオンラインクラスの受講が可能で、2年間の受講で修士号と学士号を取得できる。4年生大学に進学を希望する場合は、米国等の海外教育機関に進学する。

(出典:外務省HPのデータに基づきJISTEC作成)
3.年間スケジュール(学期、休暇情報)
年間スケジュール
別添データ「②-a-3_年間スケジュール(学期、休暇情報)」参照
(出典:外務省HPのデータに基づきJISTEC作成)

b.中等教育

項目 後期中等教育
就学者数
中等以降
高等以前教育就学者数
年次
1.高校数(校)
2.高校生徒数(人) 2019年
(出典:The World Bank)
3.高校ランキング/トップクラスの高校

 *調査対象外

c. 高等教育

1.大学進学率、大学院進学率
項目 進学率 年次
1.大学進学率(%)*1 2019年
2.大学院進学率(%)*2 2018年
*1(出典:UNESCO) *2(出典:OECD)
2.国・公・私立の各大学数、大学学生数、大学院学生数
項目 国立 公立 私立
大学数(校)
学生数(短期高等教育)(人)
学生数(学士)(人)
学生数(修士)(人)
学生数(博士)(人)

(出典:The World Bank 2018年)

3.国立大学、トップ私立大学の授業料
項目 概要 備考
国立大学の授業料
トップ私立大学の授業料
4.大学ランキング/トップクラスの大学

*調査対象外

5.海外の大学・大学院への留学生数および主要な留学先
留学先 留学生数(人)
1 62
(出典:UNESCO 2018年のデータに基づきJISTEC作成)
6.日本の大学・大学院への留学生および主要な留学先
大学名 留学生数(人)

*別添データ「②-c-6 日本の大学・大学院への留学生数」参照
(出典:独立行政法人日本学生支援機構(JASSO) 「2019(令和元)年度 外国人留学生在籍状況調査結果」のデータ及び各大学HPに基づきJISTEC作成)

7.日本への留学の多い大学の名称および専攻分野
大学名 日本への留学生数(人)
1
8.日本の教育・研究機関と協力協定等を締結している大学

別添データ「②-c-8 _日本の教育・研究機関と協力協定等を締結している大学」参照
(出典:文部科学省「海外の大学との大学間交流協定、海外における拠点に関する調査結果」(平成29度)のデータに基づきJISTEC作成)