メンバーズ・メッセージ

FY 2021
  • Thant Zin Tun
    所属 :
    熊本大学大学院 理工学研究科(GSST)化学コース 博士課程
    出身国・地域 :
    ミャンマー
    名前 :
    Thant Zin Tun

ミャンマーのThant Zin Tunです。
2018年2月にさくらサイエンスプログラム(SSP)に参加する機会を得ました。これは私の人生の中で最高の経験のひとつと言えるでしょう。日本を訪問し、日本の教育制度や文化を知ることができて良かったです。私はミャンマー・ヤンゴン大学(現パセイン大学)化学学部の講師なので、キャリアを積むために日本に行きたいと思っていました。プログラムでは、日本の科学技術に関連するさまざまな場所や大学を訪問することができました。また日本食を楽しみ、いくつかの有名なスポットを訪れました。

滞在中はほとんどの時間を城西大学理学部で過ごしました。そこで日本の教授と出会い、研究テーマについて話し合い、学部内の高度な機器を使って実験する機会がありました。また、JAXAセンター、東京電機大学、東京大学を訪問する機会もありました。このプログラムは、研究・科学・教育システムをよりよく理解するのに役立ちます。

プログラム参加後、私はいっそう研究に集中し、日本政府の奨学金に申し込もうと考えるようになったので、さくらサイエンスプログラムは私の人生の大きなターニングポイントだったと確信しています。結果的に私は、熊本大学で文部科学省の国費外国人留学生制度(大学推薦)による奨学金を取得しました。2019年10月から現在まで、熊本大学大学院理工学研究科(GSST)化学コース博士課程にて環境化学・毒物学を学んでいます。さらに、私は2021年に日本・ASEAN間で実施された海洋プラスチックごみ問題学生共同プロジェクトで選抜された22名の学生の一人として選ばれました。このプロジェクトは日本の海洋プラスチックを減らすために実施されており、現在 “Marine Plastic Waste Education for Hiroshima-ASEAN Eco School”と名付けられたパイロットプロジェクトに参加しています。

世界中の学生のやる気を引き出すためにさまざまなプログラムを企画してくれたさくらサイエンスプランに心から感謝しています。