メンバーズ・メッセージ

FY 2024
  • Robson Luan do Nascimento de Sousa
    所属 :
    マラニョン連邦教育科学技術大学(コンピューター・エンジニアリング専攻)、フォード・モーター(機能安全エンジニア)
    出身国・地域 :
    ブラジル
    名前 :
    Robson Luan do Nascimento de Sousa

私は幼い頃より日本の文化に惹かれ、数えきれないほど多くのアニメを見てきました。この交流プログラムを通じて日本を訪問できたことは感慨深く、日本に対する気持ちがいっそう深まりました。

留学あるいは就職して日本へ行ってみたいと考えていた私は国費外国人留学生制度を利用しようとしましたが、新型コロナウィルスの蔓延によって諦めざるを得ませんでした。ですが、日本に住んでみたいという情熱が冷めたわけではありません。パンデミック後、私は日本語を学び始めました。2019年、日本で購入したノートで文字を練習しており、日本語学習のコツを紹介しているブログも熟読しています。最近はひらがなやカタカナの単語を目にするたび、ついその読み方や意味を調べてしまいます。

交流プログラムの思い出は数え切れません。訪問した日本の高校での昼食や昼休みの時間、お台場の巨大なガンダム像、神社やお寺を訪問した際に体験した手水の習慣等々─克明に覚えています。特に印象的だったのは海洋研究開発機構 (JAMSTEC)です。出来ることならば、そのまま日本に残って海洋の研究に勤しみたいと思わせるような訪問先でした。

JAMSTECでは、潜水艦の中を見学することができましたが、その構造の複雑さには目を見張るものがありました。今回の訪問でこのような機会に恵まれたことに深く感謝しています。 私は今もソーシャルメディアでJAMSTECをフォローしており、研究成果に対しても「いいね」を押しています。

訪日仲間から将来SSPを通じて再度来日できるかもしれない、という可能性について耳にしたとき、私はそのような機会があるならば真っ先に手を挙げたいと思いました。

日本訪問は私の人生で最高の経験の一つです。再度日本の土を踏むことができれば、それはたいへん光栄なことです。さらには、ブラジル・日本両国に有益なつながりを築いて行ければ、と心から願っています。