メンバーズ・メッセージ

FY 2023
  • Dewi Caesaria Fitriani
    所属 :
    ガジャマダ大学
    出身国・地域 :
    インドネシア
    名前 :
    Dewi Caesaria Fitriani

インドネシア ジョグジャカルタ出身のDewi Caesaria Fitrianiです。 小児科および災害管理に関心を持っている看護師でもあり、現在、健康・人口統計監視システムに関わる研究の助手として働いています。 2017年3月、私は高知大学主催のさくらサイエンスプログラム(SSP)に招待され、ガジャマダ大学看護学修士課程の学生として初めて日本を訪れました。日本で暮らしたことのある父から数々の興味深いエピソードを幼いころから耳にしていた私は日本に魅了され、SSP 代表団の一員としてプログラムに参加できたことに深く感謝しています。 私が訪問団の中で最年少でしたが、この特別な機会を通じて先輩方から多くのことを学びました。

SSP の期間中、私は日本の災害管理システム─特に看護分野についての学びを深めました。 インドネシアだけでなくネパールからも代表団が来ており、 私たちは専門家、日本人学生や看護師、地方自治体の関係者、地域住民らとともに、災害リスク管理について観察・洞察し、意見交換を行いました。 特定のトピックに関し私たちはフォーカスグループ・ディスカッションを行い、「障がいを持つ人々の防災に関する行動計画」を作成し、 災害トリアージの緊急シミュレーションも行いました。 私が最も驚いたのは、救急救命ヘリコプター、いわゆる「ドクターヘリ」を見学するために高知医療センターを訪れたときです。 以前テレビで見たことがありましたが、実物を目の当たりにし、感無量でした。安全上の理由で乗ることができませんでしたが、私にとっては本当に素晴らしい体験でした。

さらに、「特別な支援を必要とする子どもを持つ親のための災害への備え」について修士論文を書く際、私は訪日経験から多くの洞察やアイデアを得ることができました。また、インドネシアの包括的防災システムをいかに構築・発展できるかについて、日本から学ぶことでより明確な意識・興味を持つようになりました。 SSP は私の人生に大きな影響を与え、後に再び日本を訪れるきっかけも与えてくれました。 私は SSP 同窓生、特にさくらサイエンスクラブ インドネシア同窓会(SAAI) の一員になれたことを光栄に思っています。 また、調査研究部門の責任者として SAAI の特別委員会にも参加し、他の同窓生と協力し オンライン科学イベントを二回企画するという機会にも恵まれました。

ここまで読んでいただきありがとうございます。