こんにちは。パキスタンのNouman Abroです。
パキスタンSindh州Jamshoro市にあるメアラン工科大学(Mehran University of Engineering and Technology-MUET)で人工知能の講師、ならびにPlutus21にて主任データサイエンス研究者を兼務しています。

2017年は私にとって夢のような年でした。さくらサイエンスプログラムを通じて日本、特に東京大学を訪問する機会に恵まれ、ネットワーキング、ビッグデータ、人工知能などのテクノロジーに触れることができました。今でもよく覚えていますが、仕事や時間管理に対する考え方は、日本という国の過去100年─めざましい近代化の歩み─に裏打ちされているのだ、と実感しました。

メアラン工科大学ソフトウェア工学科の学生だった当時の私は、将来やテクノロジーについての明確なビジョンを持っていました。しかし、国のためにこういったビジョンをどのように実装できるか、については考えあぐねていました。時間管理などの小さなアプローチから、どうすればより大きな成果を達成できるか、という大きな目標について、規範となるレベルや取り組みを学ぶ上で、日本での経験が間違いなく役に立ちました。

毎日、日本で訪問した場所やその時の気持ちを書いていたらきりがなく、きっとシステムエラーを起こすことになるでしょう（笑）。 私はもう一度遠く離れた日本の地を訪れたいと強く願っています。その機会に恵まれるまで、たくさんの思いをパキスタンから送り続けます。