日本への留学や現在の研究にさくらサイエンスプランはどのような役割を果たしましたか？

さくらサイエンスプラン(SSP)は共同研究の推進以外にも、海外の学生や研究者が日本で活躍しやすくなる機会を創出していると思います。このプログラムには非常に多くの利点がありますが、最も重要な点は参加者が充実 した施設で高度な知識を吸収できることです。また、関心分野で成果を得られるよう参加者は教授陣から直接指導を受けられました。

日本での生活についてのコメントをいただけますか？

日本で研究を続けられるのはたいへんありがたいことです。博士課程にて、私は自分のためだけでなく、母国のためになる重要な研究に従事しています。素晴らしい先生に巡り合えたことに感謝しています。専門分野で卓越した見識をお持ちの先生は、学生のことを細やかにフォローしてくださいます。海外からの留学生の中には担当教授にあまり面倒を見てもらえず、放任されている学生もいると聞きます。研究室のメンバーとコミュニケーションを取るのが難しいという人もいました。私は良い友人に恵まれたので日々親しく交流できていると感じます。今や日本は自分にとって第二の故郷といえます。

これからさくらサイエンスプランに参加を希望する皆様にメッセージをお願いいたします。

たとえほんの少しの時間でも目標に到達するまで諦めてはいけません。あらゆる苦労のあとにはやり切ったという充実感があるでしょう。辛いときはどこにいようとも、そこが第二の故郷であると自分自身に言い聞かせてみてください。