メンバーズ・メッセージ

FY 2020
  • Ann O. Panis
    所属 :
    奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学領域
    出身国・地域 :
    フィリピン
    名前 :
    Ann O. Panis

フィリピン マニラ出身のJoy Ann O. Panisです。私は奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)の物質創成科学領域博士課程の学生(D1)です。 2018年7月、熊本大学で実施されたさくらサイエンスプラン(SSP)のサクラサイエンス学生交換プログラムに参加しました。

私は昨年、フィリピンのアテネオデマニラ大学在学中、学部生(化学専攻)として、熊本大学が受け入れ機関となったさくらサイエンスプラン(SSP)の交流プログラムに招待されました。日本を訪れたのは初めてだったのですが、すぐにこの国が好きになりました。とくに産業界と大学の強固な連携に感銘を受けました。日本で生まれたさまざまな技術がライフスタイルを改善するために実装されていることに驚きます。SSPは、日本の文化、技術、生活を体験する機会を与えてくれたといえるでしょう。また私自身、科学分野でのキャリアを追求しよう、という関心も高まりました。SSPでの経験は、研究生活において私に異なる視点を与えてくれました。そしてまた、さまざまな国の素晴らしい友人に出会う機会も与えてくれました。 恩師であるDr. Quitain、熊本大学の学生、そしてこの素晴らしい機会を作ってくれたさくらサイエンスに感謝しています。

SSPに参加した後、私はNAISTのプレスクリーニングプログラムに参加する機会を得ました。これにより私はNAISTおよびフランスのパリ高等師範学校 (ENS: École Normale Supérieure)パリ大学サクレ校の博士号ダブルディグリー・スカラーシップ・プログラムに参加できることになり、パリに一年間滞在することになりました。日仏両国での学生生活を体験する機会を与えてくださったNAISTと河合教授に深く感謝します。NAISTは学生を広く支援してきました。日本国内に留まらず、海外の科学コミュニティに参加する道を開いてくれました。