同窓会
幹事長メッセージ─さくらサイエンスクラブ インド同窓会のあゆみ
さくらサイエンスクラブ
インド同窓会 幹事長
皆さん、こんにちは!
さくらサイエンスクラブインド同窓会 幹事長Antara Puranikです。
インド同窓会(通称ISSCA)は、栄えあるさくらサイエンスプログラム(SSP)を通じて日本を訪れた学生、研究者、教員で構成されています。この同窓会は、私たち全員が互いの自己成長を共有し、連絡を密に取り合い、若い世代に刺激を与え、ひいては社会の発展に貢献するために設立されました。
インド同窓会幹事長(2022年~現在)として、会のあゆみを簡単にご紹介したいと思います。
さくらサイエンスクラブ第1回同窓会は、2018年10月5日にニューデリーの駐インド日本国大使公邸で開催されました。4名の同窓会幹事が発表され、Dr. Jeetendra Chugh (IISER Pune校教授)が初代幹事長に任命されました。
第2回同窓会は2020年2月15日にインド工科大学デリー校(IIT Delhi)で開催され、このイベントでは、高校生を対象としたユニークなイベント「科学ポスターセッションコンテスト」が行われました。このようなコンテストが同窓会と併せて開催されるのは初めてでした。また、会では新たに任命された幹事の紹介もありました。
第3回同窓会は2021年5月29日、オンラインで開催されました。日本を拠点とする2名の著名なPravasi Bharatiya Samman Award受賞者(PBSA―特に優れた業績を上げた国外に在留するインド人に送られる賞)、Prof. Muralidhar MiryalaとProf. Rajib Shawにご登壇いただきました。また、北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)のProf. Manish Biyani、九州工業大学の我妻広明教授による講演を通して、学術的知見が共有されました。
第4回目の会合は、オンラインとオフラインを組み合わせたハイブリッド形式で2022年9月17日にニューデリーのJSTリエゾンオフィスからライブ中継され、両国の著名な研究者4名が登壇しました。
第5回同窓会は2024年2月17日、ニューデリーのLalit Hotel Regal Hallで開催されました。3名の同窓生がSSP終了後、力を注いでいることやキャリアパスについて発表し、ネットワーキングセッションでは、参加者が次々と挙手し、日本での思い出や個人的な経験を共有する心温まる会となりました。
第6回同窓会は、2025年1月18日にニューデリーのPride Plaza Aerocityで開催されました。SSPと日印関係を支援する関係者による応援の言葉や挨拶に加え、計4名の同窓生(高校生、大学院生、研究者、日本で活躍中のプロフェショナル)によるプレゼンテーションが好評を博しました。
第7回同窓会は、2025年10月12日、IIT Delhiで開催されました。特筆すべき点としてはさくらサイエンスクラブインド同窓会が、初めてインドJSPS同窓会(通称IJAA―Prof. D. Sakthi Kumar会長)の年次イベントと同日同会場で開催されたことです。イベントは、たいへん活気に満ちたもので、国境を越えた強固な同窓生ネットワークを支援するJSTのサポート体制を示すものでした。
私は個人的にも日本とインド両国の関係者の方々と交流を通して貴重な気付きを得ており、同窓会を支援してくださる皆様と知り合えたことを光栄に思っています。
この機会に、意欲的な若い学生の皆さんにお伝えしたいのは、同窓会参加を通じ、多忙なスケジュールの中、貴重な時間を割いて私たちのために来てくださる支援者・登壇者の方々から大いに学びましょう、ということです。自分自身の進路やキャリアに関する問いに対しアドバイスをいただける、あるいは未来への道筋やキャリアパスのヒントをいただける貴重な機会でもあります。実際に同窓会の場は、私の知識や視野を広げ、キャリアに関する夢を実現するのに役立ち、夢に向かって頑張ろう、と思わせてくれました。この場をお借りしてJSTの皆様、そしてSSPとSSCに関わっているすべての皆様に深く感謝申し上げます。
ありがとうございました。
