同窓会
第7回インド同窓会はイベントテーマMindsparkを見事に体現
インド幹事が活気あふれるイベントを実施
2025年10月12日(日)、70名を超える同窓生、来賓、関係者がインド工科大学デリー校(IIT Delhi) LHC310講義室に集まり、第7回さくらサイエンスクラブインド同窓会(ISSCA-India Sakura Science Club Alumni Association)に参加しました。今回は、JSPSインド同窓会(通称IJAA-India JSPS Alumni association)およびIIT Delhiの協力のもと、開催されました。本年は日印科学技術協力締結40周年にあたり、同日にはIJAAとIIT Delhi共催のイベント(ICFAST)も同大学内で開催されました。さくらサイエンスクラブインド同窓会の司会は幹事のMs. Disha Malikが務めました。
本会では日印協力関係がさらに強化されつつあることが改めて示されました。 2022年よりさくらサイエンスクラブインド同窓会幹事長を務めるMs. Antara Puranikはこれまでの同窓会を振り返り、今後も「Instagram、Facebook、LinkedIn、WhatsAppといったインド同窓会が運営するSNS上のプラットフォームで積極的に繋がり、個々の活躍・進路・近況を共有していこう」と同窓生に呼びかけました。
Ms. Antara Puranik
来賓の一人である在インド日本国大使館 山崎文夫公使は、先頃の「日印人材交流・協力アクションプラン」が両国間の人材交流をさらに促進するであろうと語りました。JSTが推進するさくらサイエンスプログラム(SSP)とLOTUSプログラムに加え、公使は外務省がインドの大学生を日本に招き、1ヶ月間日本企業でのインターンシップを支援する新たな交流枠組み「MIRAI-Setu」についても言及しました。
山崎文夫公使
日本・インド友好議員連盟会長を務める西村康稔 衆議院議員は、ビデオメッセージを通して、さくらサイエンスプログラムが両国の人々の間に相互理解と親善を育む上で重要な役割を果たしていることを指摘し、インド同窓会が日本とインドの架け橋となり、更なる交流促進が期待されると述べました。
西村康稔 衆議院議員
集合写真撮影の後、同窓会幹事会は独自企画のゲーム「Handshake Hunt(握手ハント)」を実施しました。参加者は、いくつかの条件─例えば、「研究論文を発表したことがある」、「茶道やインドのチャイが好き」等─が書かれたリストを手渡されます、リストに基づき、同窓生は会場内で条件に合う相手を探します。条件がマッチした2人はその場で握手し、最も多くの握手を交わした人が勝者となります。会場内ではしばし、メンバー同士の積極的な声掛けがあり、随所で心のこもった握手が見られました。
ゲームの勝者が表彰された後、現在東京でソフトウェアエンジニアとして働く幹事、Ms. Nandini Baggaから全同窓生への呼びかけがありました。同窓生ネットワークが、勉学、研究、仕事など、様々な分野で日本への道を切り開く上でどのように役立ったかを語り、インド同窓生一人一人が今自分の手にしているこの貴重なつながりを保ち、有効活用すべき、と述べました。また、さくらサイエンスのコミュニティには秀でた人材が数多くおり、そのような同窓生とのコラボレーション動画もさくらサイエンスクラブインド同窓会(ISSCA)のYouTubeチャンネルで発信していると紹介しました。また、SSPで出会った日本の先生と帰国後もどのように交流を深めたか、といった個人的なストーリーもぜひ同窓会のSNSを通じて共有していって欲しいと呼びかけました。
科学技術振興機構(JST)の髙橋直大 副調査役からはさくらサイエンスプログラム推進本部が計画している、さくらサイエンス同窓生向けの新たな奨学金に関する概要説明がありました。
髙橋直大 副調査役
さくらサイエンスプログラム推進本部 伊藤宗太郎 副本部長からはたいへん活気あふれるイベントを開催できたことに対し、JSTを代表する形でインド幹事会に深い謝意を表し、「メンバー間のネットワークを守っていくさくらサイエンスクラブの活動を今後も支援していきたい」と語りました。
伊藤宗太郎 副本部長
最後に、幹事のMs. Hindavi Todkarがイベントに関わったすべての人々に感謝の言葉を捧げました。「さくらサイエンスの精神を支えているのは、皆さんの好奇心や協力していこうとする気持ちです」と、参加者全員に語りかけ、イベントを締めくくりました。
