同窓会

REPORT OF
INDIA SAKURA SCIENCE CLUB ALUMNI ASSOCIATION:
6TH ANNUAL MEETING

Theme: INDIA- JAPAN: FUSIONS OF TRADITIONS AND TECHNOLOGIES

Hosted by India Sakura Science Club Alumni Association, India and Co-hosted by Japan Science and Technology Agency, Japan.

Venue: Hotel Pride Plaza, Aerocity, New Delhi, India.
Date: 18th January 2025
Time: 11:00 to 14:00 (India Time), Saturday.

同窓会詳報

イベントは、司会者である Mr. Priyam ShrivastavaMs. Hindavi Todkar (ISSCA 幹事) によって開会しました。彼らは、イベントのテーマと同窓会の議題を簡単に紹介しました。

    • Ms. Hindavi
  • Mr. Priyam

司会者とインド同窓会幹事長 Ms. Antara Puranikは、来賓・登壇者・そしてすべての同窓生を温かく歓迎し、ご挨拶・ご講演いただく方々のプロフィールを端的に紹介しました。

Ms. Antara

幹事長はまず、インドで最も影響力のある哲学者であり社会改革者であるスワミ・ヴィヴェーカーナンダの言葉を引用しました。 「私の意見では、教育を受けた裕福な人々がすべて一度日本を訪れれば、彼らの目は開かれるだろう。なぜなら日本では知識の消化不良ではなく、優れた知識の吸収が見られるからだ。世界で最も高度な技術的進歩を遂げているが、彼らは日本人であり続ける。」 次には日本とインドの間に存在するいくつかの文化的類似点について言及しました。日本とインドは6,000キロメートル離れていますが、文化・伝統・歴史に多くの類似点があります。歌舞伎とインドの古典舞踊「Kathakali」、そして、マハラシュトラ州の活気に満ちた漁村に由来する「Koli Dance」と「ソーラン節」といったように民俗舞踊にも似通っている特徴が見られます。

両国の人々は信心深く神々を崇拝しており、弁財天と言語・芸術・学問の女神サラスワティ神の間にも驚くべき類似点が見られると述べました。 また、言語についてもインドでは単に「私は行きます」とは言わず、日本語の「行って来ます」と同様に「私は行って、また戻ってきますI am going and coming back」という言い方をすると指摘しました。

しかし、技術的には日本は世界のどの国よりも先進的であると幹事長は語りました。「ホンダ、日立、パナソニック、ソニー、マルチ・スズキ、ヤマハ、トヨタ、三菱」などの日本の技術は、インドではなじみが深く昔からよく知られています。インドで特筆すべき最新技術プロジェクトには、マハラシュトラ州のムンバイとグジャラート州のアーメダバードを結ぶムンバイ・アーメダバード高速鉄道が挙げられます。この技術は日本政府の資金援助を受けており、日本の新幹線技術を採用しているものです。

最後に、日本とインドの伝統は互いに大きく影響を与え合っており、両国技術の発展はたいへん豊かなものになるであろうと述べて幹事長は挨拶を締めくくりました

来賓挨拶の部では、在インド日本大使館の北郷恭子公使が最初にスピーチを行いました。

北郷恭子公使

北郷公使はまず、第6回インド同窓会開催に尽力したインド同窓会と関係者全員に祝辞を送りました。さくらサイエンスプログラムは次世代の社会を牽引する優れた人材を世界中から招聘し、学生たちはこのプログラムを通じて日本の最先端科学技術や文化を観察・洞察する機会を得られると述べました。そして、さくらサイエンスクラブの同窓生全員が日印協力の未来となり、これから日本を訪れたい若い学生たちの優れたアドバイザーになってくれることを願う、と述べました。

また北郷公使は日本の国立大学ではさまざまなプログラムが提供されており、完全に英語で学位を取得できるコースもたくさんあると述べました。インドから日本への留学促進や情報提供は東京大学インド事務所が担当しています。 特筆すべき点は在インド日本大使館が導入している二つの制度について公使が語ったことです。公使が最初に取り上げたのは文部科学省による国費外国人留学生制度 (通称MEXT奨学金)で、日本の大学・大学院で学位取得を目指す学生に奨学金を提供しています。この制度は1954年に設立され、今日まで多くのインド人学生がこの制度の下で学んできました。在インド日本大使館がインド国内でこのプログラムの募集と選考を実施しています。 二つ目の制度は、1987年から日本政府と地方自治体によって実施されている「JETプログラム」です。これは、海外の若者を招いて、日本の地方自治体や教育機関における外国語教育や国際交流活動に貢献してもらう制度です。 JETプログラムを通じて日本に渡った参加者の多くが、その後日本の地元企業で働いたり、日本で新しいビジネスを始めたりして、母国と日本の架け橋として活躍しており、このプログラムは日本とインドのより強い絆を築くのに大いに役立つだろうと述べました。 最後に北郷公使は、同窓生全員の幸運を祈り、日印の絆がさらに強くなることを願ってスピーチを結びました。

二人目の来賓は、インド科学技術省 科学技術部門 INSPIRE-MANAKプログラムの責任者であるDr. Umesh Kumar Sharmaでした。

Dr. Umesh Kumar Sharma

Dr. Umeshは挨拶の冒頭で、同窓会の全参加者および実行委員会を祝福しました。また、両国の絆を強めるのに役立つさまざまな情報を学生に提供発表してくれた日本政府関係者に謝意を表しました。

科学技術省による Inspire-Manakが2015年からさくらサイエンスプログラムに参加しており、それ以来、計350人の学生と50人の教師がこのプログラムを通じて日本を訪問したことを紹介しました。参加学生たちは日本の研究所を訪問し、ノーベル賞受賞者と交流する機会を得ています。海外訪問を経験した学生や教師は、研究開発の進歩、文化遺産の知識交流に寄与するであろうと述べました。

次にDr. Umeshは、2024年、Inspire-Manakプログラムの下、日本人学生10名と指導者2名がインドを訪問したことに言及しました。日本の学生たちは将来研究のためにインドを訪問することに興味を抱いたため、彼らの反応にはたいへん心を揺さぶられた、と述べました。2025年もインドの学生がJSTとInspire-Manakプログラムを通じて日本へ招待されるだろうとの見通しを語りました。

Dr. Umeshはまた、インド科学技術省が二国間関係強化のためのさらなる協力体制に常に前向きであるとも語りました。 最後に、Dr. Umeshは今回インドを訪問した日本人学生からDST職員が得たフィードバックは、日本を訪れたインドの学生が抱くのと同じ内容であったと振り返りました。博士は日本とインドのより多くの学校がこの学生交流プログラムに参加することを望み、両国には素晴らしいイノベーターがいると信じている、と結びの言葉を述べました。

最後の来賓挨拶は、日印議員友好連盟会長である西村康稔衆議院議員によるもので、科学技術振興機構さくらサイエンスプログラム推進本部伊藤宗太郎副本部長が西村議員のメッセージを代読しました。

  • 伊藤宗太郎 副本部長
  • 西村康稔議員

[代読]
西村議員は挨拶の中で、日本とインドは1952年に外交関係を樹立して以来、70年以上の関係を築いてきたと指摘しました。この間、両国間では経済や人的交流の分野で幅広い協力が行われてきました。人的交流に関しては、両国間の強固な関係を築くため、より多くのインド人留学生を日本に迎え入れることに引き続き一層の努力を払う必要があると述べ、また、日本の若者が相互交流のためにインドに渡ることも重要であると述べました。

さくらサイエンスプログラムについて、西村議員は2015年開始以来、すでにインドから3,555人の才能ある若者が日本に招待され、日本の科学技術の進歩と日本文化を体験する機会を与えてきたと話しました。

同議員は、これらの活動が両国の人々の間の相互理解と親善に貢献したに違いないと述べ、さらに、彼らが科学技術を含む両国の社会の発展に貢献すると確信しているとの見解を示しました。本日の同窓会に参加したすべての人が、将来、インドと日本の架け橋となることは間違いないと西村議員は明るい展望を示しました。

日印議員友好連盟会長として、「インドと日本の協力関係を強化し、国民交流を発展させるために全力を尽くす」と述べ、最後に、さくらサイエンスクラブ同窓会が日本とインドの架け橋となり、日本とのさらなる輝かしい交流を推進していってほしい、とメッセージを締めくくりました。 3名の来賓によるスピーチ終了後は、会場に集まったすべての参加者の晴れやかな集合写真が撮影されました。

第6回さくらサイエンスクラブインド同窓会 集合写真

集合写真撮影後のセッションでは、さくらサイエンスクラブインド同窓会の同窓生がプレゼンテーションを行い、日本訪問の体験を語りました。 最初の講演者は、インド教育省の「PRERNA」プログラムを通じて、名誉あるさくらサイエンスハイスクールプログラムの参加者に選ばれたハリヤナ州ピルケラ・ジンド市 Indus Public Schoolの学生、Ms. Antim Nehra(2024年SSP参加)でした。

Antimさんもまた「若者全員が一生のうちに少なくとも一度は日本を訪れることができれば良い」というスワミ・ヴィヴェーカーナンダの言葉をはじめに紹介しました。

Ms. Antim

Antimさんは日本を訪れた時の経験や思いを語り始めました。

さくらサイエンスプログラムは忘れられない経験だったとAntimさんは振り返りました。訪問団グループは、ロボット工学と日本の先端技術を学んだ東京大学での時間、スーパーコンピュータ「ペガサス」を見学した筑波大学、多くのハイテク実験やロボットを見学した日本科学未来館、JAMSTEC(海洋研究開発機構)、先端ロボット工学と人工知能を見学したTEPIA、インド人が校長を務める中学校など、日本のさまざまな場所を訪れました。

そして、帰国後に起こった自分自身の中の変化についても触れました。バングラデシュ、ラオス、マレーシア、アルゼンチン、日本など、さまざまな国の新しい友人ができたそうです。この旅の間は、参加者は皆、小さな「さくらファミリー」になったと彼女は表現しました。これは「Vasudev Kutumbakam (the world is one family)」の精神─全世界が私たちの家族であること─を意味します。訪日後Antimさんはより社交的になり、時間厳守、清潔さ、学校代表になるリーダーシップの資質、責任管理スキル、一貫性、好みとニーズの違いに対する理解、研究に役立つ数学モデルなど、多くのことやスキルを学びました。

講演の最後に、Antimさんはこの交流プログラムがロボット工学の技術に関する知識増進に役立ったと同時に、社会性を養い、研究分野における労働倫理を教えてくれたことに触れ、「黄金の招待切符」のようなものであったと率直な感想を述べました。

2番目の講演者は、ケララ州コーチン科学技術大学の海洋生物学修士課程の学生であるMs. Ananya Pothankunnath Ravi(2024年SSP参加)でした。Ms. Ananyaは大学とJSTを通じてこの交流プログラムに選ばれました。

Ms. Ananya

Ms. Ananyaは講演で訪日体験を語りました。滞在中は新潟大学管理下の佐渡島海洋生物学研究所(佐渡自然共生科学センター)で国際海洋生物学コース(国際臨海実習─IMBC 2024)に参加する機会を得ました。また、新潟大学が主催した協定大学との国際自然科学会議(ICNS)2024にも参加しました。IMBC 2024での経験については「佐渡島は人生で訪れた中で最も美しい場所の一つ」と述べました。

研修中、彼女は海洋生物学の講義と実地体験をいくつか受けました。また滞在中、さまざまな素晴らしいサンプリングやシュノーケリングも体験することができました。最も魅惑的な体験は、海洋の貝虫類であるウミホタルの生物発光を観察できたことでした。 また、新潟大学で開催された国際自然科学会議で口頭発表の機会を得たMs. Ananyaは、世界的な科学者や学生の前で自分の研究を発表できたことで自信がつき、多くの名誉ある研究者と交流する場が与えられたと述べました。 最後に、日本を訪問する機会を与えてくれたJSTに、そしてこれらの名誉ある機会を与えてくれた佐渡島海洋生物学研究所と新潟大学に心からの謝意を表明しました。

3 人目の講演者はインド工科大学グワハティ校(IITG)の SERB 国家ポストドクター研究員 (N-PDF) であるDr. Sumit Mehtaでした。

Dr. Sumit Mehta

Dr. Sumitは、「水耕栽培におけるフローエンジニアリングの応用:スマート農業技術」と題した自身の研究について講演しました。博士は、IITGと九州工業大学がこの研究活動で協力する予定であると述べました。

日本滞在中、Dr. Sumitは九州工業大学で、日本の科学者や研究生たちと意見交換や研究計画を共有する素晴らしい機会を得ました。研究室の多くの先進的な実験装置や機器を観察し、美しいキャンパスを見学しました。訪問中、製造技術や熱伝導のメカニズムを理解するためのシミュレーションモデルの構築など、多くの興味深い先進的な技術を学びました。

その後、Dr. Sumitは水耕栽培に関する現在の研究プロジェクトについて説明し、環境への負荷が少ないといった利点について語りました。自身の研究作業に関するスライドをいくつか示し、進行中の研究に関する図表、写真、計算もいくつか示しました。

講演の最後にDr. Sumitは日本を訪問し、九州工業大学の研究者や著名な科学者と意見を交換するという貴重な機会を与えてくれたJST関係者、九州工業大学の教授や研究者、インド工科大学グワハティ校関係者に心からの感謝の意を表明しました。

このセッションの最後の講演者は、土木学会会員、日本人工知能学会会員、TASデザイングループLead AI StrategistであるDr. Vaibhav Geeta Pankaj Mehta(2016年SSP参加)でした。

Dr. Vaibhav

Dr. Vaibhavは講演の冒頭で“Kizuna of Knowledge”「知識の絆」という見出しを掲げました。これは「日本とインド間の知識のつながりや絆」を意味するそうです。

Dr. Vaibhavはまず、2024年にインドで開催された日印エネルギーサミットに日本代表として出席したことを聴衆に伝えました。そして、2016年、さくらサイエンスプログラム参加当時はアジア太平洋ヨーロッパサマースクールに招待されたことを感慨深く振り返りました。

Dr. VaibhavはAIとSHM(構造物モニタリング技術)の分野で研究をしています。日本で学び働くことの一番良い点は、教授たちが研究室の中での作業だけでなく、現場作業にも力を入れていることだと述べました。

さくらサイエンス交流プログラム参加後、同博士は名誉ある文部科学省の外国人国費留学制度の下、日本で学ぶ機会を得ており、日本での見聞きした出来事や物について独自の視点から紹介しました。

Dr. Vaibhavは「私たちは、人の目がない場でも誠実さを保ち、人を助け、親切であるべき」と若い同窓生に寛容な心、柔軟性、順応性を持つようアドバイスして講演を締めくくりました。Dr. Vaibhavが聴衆に伝えた最も重要なことは、本当に夢や目標を達成したいのであれば、「居心地の良い場所から一度抜け出さなければならない」ということです。

同窓生の経験を共有するセッションが終了した後、メンバーから講演者にいくつかの質問がありました。

質疑応答が終わった後は、「日本留学」および「幹事によるアクティビティ」のセッションが始まりました。

最初の講演は、東京大学インド事務所のIn-Country RepresentativeであるMs. Hargun Luthraによって行われ、「日本への留学」について情報提供が行われました。

東京大学は日本政府の委託を受け、日本留学促進のためのグローバルネットワークプロジェクトを開始したことをMs. Hargunは説明しました。日本の大学は、英語による学位取得コースを含む多様な学術プログラムを提供しているとも述べました。

高等教育を受ける国として日本を選ぶべき理由について、Ms. Hargunは以下の点を挙げました。「日本は最も安全な国の一つで、平和指数では世界第9位」「清潔さを重んじる社会で、国民の間には調和と相互尊重がある」「日本は生活に便利で、世界各国から日本に来ている若者も多く多様性に富む」「インフラは他国に比べて非常に発達しており、先進的」

次にMs. Hargunは日本の高等教育制度について触れました。日本の教育は次の5つのタイプ─専門学校・高専(準学士号)、専門学校(ディプロマ・上級ディプロマ学位)、短期大学(準学士号)、大学(学士号)、大学院(修士号・博士号)─に分けられると解説しました。日本語学校もあります。興味のある学位に合った適切な大学を検索するには、「Study in Japan」の公式ウェブサイトを訪れることを提案しました。日本の大学への出願や手続きは、実際の入学年の一年前に行われることも付け加えました。

3番目のポイントは、「試験の手順」と「語学力」に関するものでした。Ms. Hargunはまず、EJU─日本留学試験について紹介しました。これは学部生としての入学を予定している留学生にとって必須の試験です。EJUのスコアは、多くの日本の大学が入学手続きの際に考慮します。この試験には、「外国語としての日本語」「科学」「日本と世界」「基礎数学」などの科目が含まれます。EJU試験は年に2回開催されておりインドでは、MOSAIがEJU試験の実施を担当しています。

その後、Ms. Hargunは日本での生活費と学費について触れ、さらには文部科学省外国人留学生学習奨励費、JASSO奨学金(文部科学省私費外国人留学生学習奨励費)、学生交流支援プログラム(日本への短期留学のための奨学金)、地方自治体や民間財団からの奨学金など、さまざまな種類の奨学金について説明しました。そして、大学が実施している学内奨学金および授業料減免制度についても触れました。 最後には日本での卒業後の就職機会についての話がありました。翻訳や通訳、情報通信技術、経営、国際貿易、会計などさまざまな分野で多くの就職機会があると語りました。

日本留学セッションの後にはインド同窓会幹事でもあるMs. Nandini Baggaによるビデオメッセージが放映されました。同窓会のためにNandiniさんは日本での経験をビデオにまとめて共有してくれました。

Ms. Nandini

ビデオメッセージは、さくらサイエンスクラブの同窓生がプログラム参加後にどのような人生を送っているかについて語った内容でした。 Nandiniさんは日本で働く機会をつかんでキャリアを大きく変えようと決心するまで、2年間バンガロールで9時から5時までの仕事に従事しており、「さくらサイエンスプログラムを通じて日本での生活を体験していたことが日本行きの決断を大きく後押しした」と述べました。

現在、Nandiniさんは東京でソフトウェアエンジニアとして働いています。彼女の美しくエキサイティングな旅は、2024年の第5回インド同窓会で始まりました。そこで彼女は、夢の追求を応援してくれた日本の関係者と話す機会を得ました。

東京に引っ越してから4ヶ月が経ち、日本での生活、部屋探し、会社での就業スタイルなど、すべてがたいへん快適で便利に進んだと話しました。日本語は話せなかったものの、日本の人々はとても親切で思いやりがあると話してくれました。

ビデオメッセージの中でNandiniさんは、夢を追いかける努力をすれば、必ず夢を実現できる、と語りました。さくらサイエンスプログラムを通じて日本を訪れたことで、自分は大きな成果を達成できると信じている、と語り、「SSC は人生で素晴らしいことを達成できる素晴らしい学生であるという自信を自分に与えてくれた」と振り返りました。

世界中の学生が夢を実現するための多くの機会を創出してくれたさくらサイエンスプログラム─そのプログラムを創設してくれたJSTの全関係者に心から感謝の気持ちを伝えたいと述べ、メッセージを締めくくりました。

ビデオメッセージのあとにはインド同窓会幹事であるMs. Ms. Mansi SharmaMs. Disha MalikMs. Aishwarya Bansidhar がクイズ大会を盛り上げました。

  • Ms. Disha
  • Ms. Aishwarya
  • Ms. Mansi
Ms. Mansi とMs. Disha がステージ上でクイズの司会を担当

Ms. Aishwarya をはじめとする幹事が舞台裏からPCでクイズを投影

全体的なテーマは「フュージョンクエスト:伝統とテクノロジー」で、クイズの目的はインタラクティブな「Kahootクイズ」を通じて、両国の伝統とテクノロジーの融合を探求し、気付きを得ることでした。

クイズは 4 つのテーマに分かれており、それぞれに 3 つの質問がありました。各テーマには、日本に関連する質問が 2 つ、インドに関連する質問が 1 つ含まれました。個別テーマは、「伝統の宝物」、「スクリーンの話題」、「テクノロジーの巨人」、「時事ニュース」です。

テーマ 1 伝統の宝物: このテーマは、日本とインドの豊かな文化遺産と伝統的な慣習に焦点を当てました。何世代にもわたって受け継がれてきた祭り、儀式、芸術形式、古代の慣習に関する質問がありました。参加者はこれらの質問を通じて、両国の文化的アイデンティティを定義する伝統を探りました。

テーマ 2 スクリーンの話題: このテーマでは、インドと日本のアニメや映画、テレビの活気ある世界を取り上げました。人気のアニメシリーズ、象徴的な映画、有名な監督、記憶に残る歌などを、クイズにしました。参加者は両国のエンターテイメント業界を詳しく調べ、あらためてその影響力や世界的な魅力に気づいたようです。

テーマ 3 テクノロジーの巨人: このテーマでは、技術の進歩と革新に焦点を当てました。ロボット工学、宇宙探査、産業オートメーション、著名な科学者に関する質問が出題されました。参加者は、先端技術について学べたようです。

テーマ 4 時事ニュース: このテーマでは、日印時事問題と最近の動向に焦点を当てました。政治指導者、重要な出来事、最近の成果などのトピックを取り上げました。これらの質問により、参加者はトップニュースや出来事に関する知識を更新できたようです。

クイズは3人1チームで行われ、上位3チームに賞品が贈られました。

  • クイズで勝ち残った3チーム
  • クイズの勝者による集合写真
伊藤副本部長による上位チームへの景品授与式

クイズセッション終了後は幹事であるDr. Pousaliから閉会の挨拶がありました。

閉会後、JSTさくらサイエンスプログラム推進本部 伊藤宗太郎副本部長西川裕治アドバイザーから追加コメントがありました。両名は、「JSTは現在SSCメンバーの再来日を支援する新しい取り組みについて検討を進めているところである」とコメントしました。

Dr. Pousali
  • 伊藤副本部長
  • 西川アドバイザーと伊藤副本部長

この後、伊藤副本部長は次のセッションである「ネットワーキングセッション」への移行をアナウンスしました。来賓と同窓生全員が引き続き意見を交換し、活気あるインタラクティブなセッションとなりました。

最後に今回出席できなかった同窓生のJatinさんからメッセージが寄せられました。さくらサイエンスクラブから多くのことを学んだというJatinさんは、「さくらサイエンスクラブの同窓生全員が、明日をより良くするために日印関係の強化に必ず貢献してくれると信じている。また、さくらサイエンスは交流プログラムの枠を超え、優れた知性に変革をもたらす機会を創出している」と述べました。Jatinさん自身も、日本訪問後に自己の変化を感じており、「人生を変えるようなチャンスを与えてくれた日本の関係者全員に心から感謝したい」との謝辞がありました。

Mr. Jatin のメッセージを伝えたMs. Archana

Some more photos of the Alumni meet:

インド同窓会幹事団
(左から右) Dr. Pousali、Mr. Priyam、Ms. Mansi、Ms. Disha,、Ms. Hindavi、 Ms. Antara、 Ms. Aishwarya
幹事団とJST および JSITEC 担当者との記念写真
同窓会の様子
同窓生と来賓・登壇者とのネットワーキング
JST および JISTEC 担当者との幹事会