さくらサイエンス・インド大学生招へいプログラム
大阪大学でパワーデバイス、情報科学を学ぶ
インドのトップ大学から選抜された55名の学生らは、9月12日(木)、大阪大学吹田キャンパスを訪れました。午前中は舟木剛教授(工学研究科電気電子情報通信工学専攻)からパワーシステム(デバイス)に関する講義受け、研究室を2班に分かれて見学。パワーデバイスの設計・製造・評価を行うさまざまな機器をはじめ、電波暗室では、自分たちのスマホの電波が完全に遮断されているのを確認し、電波シールド空間を体験しました。
午後は広いキャンパスを情報科学研究科まで移動。原隆浩・研究科長から同科の説明を受けた後、3つの研究室─前田研究室(バイオ情報工学)、中村研究室(数学)、河原研究室(AI/コンピュータサイエンス)─を順番に見学しました。
前田研究室では私たちの感覚を人工的に再現した「スマートフィンガー」「錯覚インターフェイス」などのデモ実験に参加。情報工学と医学・生物学の両者にまたがるバイオ情報工学の研究内容を肌で感じることができました。
「数学」では中村研究室の3人の学生がそれぞれ研究テーマについて発表。数学を専攻しているインド学生と、数式についてのやりとりが行われました。
河原研究室の「AI/コンピュータサイエンス」ではアプリケーション、機械学習などのポスターを前に研究員が説明、同じ分野を専攻しているインド学生たちも多く、短い時間でしたが熱い議論が交わされました。
一日でさまざまな研究内容を体験できるスケジュールが組まれており、インドの学生たちは満足した様子でした。