さくらサイエンス・ハイスクールプログラム 第7グループ
早稲田大学キャンパス訪問で日本の大学生活を体験
12月10日から7日間の予定で日本を訪れているSSHP第7グループ(中国、エジプト、インド、ケニア、南アフリカの高校生ら115名)は12月15日(金)午前、2班に分かれて早稲田大学の早稲田キャンパスと所沢キャンパスを訪問し、日本の大学生活を体験しました。早稲田キャンパス訪問班は総勢32名。まずは早大生の案内でキャンパスツアーからスタートです。大学のシンボル大隈記念講堂、国内大学のなかでも有数の蔵書数を誇る中央図書館、まもなく創立100周年を迎える演劇博物館、そして様々な国からの留学生たちとの交流を積極的に展開している異文化交流センター(ICC)などを見学しました。
続いて社会科学部(School of Social Sciences)の学生たち10名ほどによる大学紹介です。レクチャーをはじめクラブ活動、アルバイト、セミナー、イベントなど、様々な分野を自分たちの体験を含めて紹介してくれたので、高校生たちは日本の大学生活を身近に感じたようです。その後グループに分かれて交流の時間。高校生たちは日本の文化やキャンパスライフについて熱心に質問したり、また共通の趣味などで盛り上がったりと、和気あいあいとした雰囲気が繰り広げられました。
さらに特別講義として宮澤尚里・先端社会科学研究所主任研究員(Dr. Naori Miyazawa, Assistant Prof., Faculty of Social Sciences, Institute for Advanced Social Sciences)が「インドネシアにおける参加型フードバリューチェーンの構築」(Action Program for Sustainable Development Action Research)と題したレクチャーを行いました。講義が終わった後も宮澤先生に熱心に質問している高校生の姿が印象的でした。
今回のSSHPについて高校生たちに感想を聞くと「どれもこれもが印象的。自分の国とまったく違うカルチャーを体験することはとても刺激的で勉強になる。」、「特に日本の建築物が素晴らしい。」。また早大生からは「積極的に発言する姿が日本人学生とは違う。」、「高校時代から大学で何をしたいかしっかりした目標を持っているのに感心した。」との声が聞かれました。
3時間余りの短い時間ではありましたが、SSHP高校生と日本人大学生の双方にとって有意義なキャンパス訪問となりました。
所沢キャンパス訪問の様子(早稲田大学 人間総合研究センターHP)
https://www.waseda.jp/fhum/archs/news/2023/12/28/2777/