2023年度 活動レポート 第6グループ:修了式

さくらサイエンス・ハイスクールプログラム 第6グループ

修了式

　11月10日（金）午後、JST東京本部B1大会議室にて、さくらサイエンス・ハイスクールプログラムG6（中国、キプロス、インド、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタン）の修了式が行われました。

　各国高校生の代表によるスピーチをご紹介します。

中国代表の高校生

　「さくらサイエンスプログラムは私たちに最先端の日本の技術革新を体験させる素晴らしいプラットフォームを与えてくれました。JAXAのきぼう宇宙ステーションから始まり、サイバーダインスタジオでのロボットの応用まで、私たちは科学的なインスピレーションの海に飛び込んで、イノベーションへのより深い理解を得ることができました。東京大学や千葉大学の学術的な雰囲気はとても印象に残りました。日本の文化の本質にも触れることができました。またいつか、再来日する日を楽しみにしています。」

キプロス代表の高校生

　「すべてが素晴らしいものでした。日本が先端科学技術において世界リーダーである理由がわかりました。そして、伝統とイノベーションを融合させながら未来を見据える日本の姿勢を学びました。中央大学附属高校では新しい友達をつくり、藤嶋先生の講義を受ける機会にも恵まれました。私はずっと昔から、日本に行くことが夢だったのですが、今度は留学生や研究者として再来日できることを願っています。このプログラムが日本とキプロスの架け橋になりますように。」

インド代表の高校生

　「このプログラムに、国の代表として参加するチャンスを与えてくれたJSTに感謝します。毎日が、わくわくする学びの日々でした。各国からの仲間たちの文化を共有して、一生涯続く絆を結ぶことができました。中央大学附属高校で、日本の高校生たちと交流して、いろいろな考え方を共有できたことも忘れることができません。インド大使を表敬したときには、インドの様々な地域から集まっている私たちの愛国心が高まりました。私たち未来を担う若者の心に深く刻まれる経験になりました。」

タジキスタン代表の高校生

　「このプログラムが、私たちに将来のことを真剣に考えるきっかけを与えてくれました。本当にありがとうございました。三渓園はとても自然が豊かで、日本の歴史を感じることができました。同じく豊かな自然に恵まれた私の母国の空気を思い起こさせるものでもありました。三菱みなとみらい技術館も印象に残っています。」

トルクメニスタン代表の高校生

　「中央大学附属高校や千葉大学、そして東京大学を訪問できたことは素晴らしい体験でした。そして著名な先生方との出会いも忘れることができません。滞在中、日本の皆さんの温かいおもてなしの心にも触れることができました。たくさんのことを学び、日本の人々の日常生活を垣間見ることもできました。ありがとう日本！」

ウズベキスタン代表の高校生

　「二酸化炭素をガラスに変換する方法や、宇宙のことなどたくさんの科学技術に関する知識を得ました。おかげで、視野が広がり、今までよりもずっと深く様々な分野について追求する勇気をもらいました。仲間たちと楽しい時間を過ごし、絆を築くこともできました。日本のおもてなしの心を感じ、学びへのインスピレーションを得ました。さくらサイエンスプログラムを経験したたくさんの高校生たちが、再び日本に戻ることを希望していることは、驚くことではありません。」

　修了式には、駐日ウズベキスタン大使、駐日トルクメニスタン大使、駐日キプロス大使をはじめ、各国大使館、外務省、文部科学省の関係者の皆さまも来賓としてご出席くださいました。

　修了式の後には、各国の高校生たちが歌や、民族舞踊を披露してくれました。またいつか近い将来、留学生や研究者として再来日した彼らと再会できることを、こころから楽しみにしています！