2023年度 活動レポート 第6グループ:千葉大学柏の葉キャンパスで植物工場を見学

さくらサイエンス・ハイスクールプログラム 第6グループ

千葉大学柏の葉キャンパスで植物工場を見学

 11月8日(水)午後、さくらサイエンス・ハイスクールプログラム(SSHP)6G一行110名(インド・中国・キプロス・タジキスタン・トルクメニスタン・ウズベキスタン)は千葉大学柏の葉キャンパスにある植物工場を訪問しました。同敷地内には6棟の太陽光型植物工場と4棟の人工光型植物工場などがある大規模な施設です。

 高校生たちは高垣美智子・千葉大学環境健康フィールド科学センター長(Prof. Michiko Takagaki, Director of Center for Environment, health and Field Sciences)から歓迎の挨拶を受け、千葉大学の紹介ビデオを見た後、同センターのAssist. Prof. NA LU助教から植物工場についての講義を受講しました。
 次いで同大学の園芸研究科(Graduate School of Horticulture)博士課程で学ぶ留学生(タイ、西アフリカのブルキナファソ)を囲んでのグループディスカッション。「千葉大に留学したきっかけは?」「日本語ができなくとも大丈夫?」「研究内容は?」など、日本での留学生活について熱心に質問する様子が印象的でした。

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植物工場についての講義
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留学生とディスカッション

 続いて3人の留学生引率のもと、一行はグループに分かれて3施設を見学しました。ハイドロカルチャー有機肥料循環栽培(太陽光型)では、土を使わない水耕栽培を見学。ちょっとした密林探検のように生い茂った植物群のなかを進みました。次に訪れた高気密・省エネドーム(人工光型)は、木材・鉄・コンクリートに次ぐ第4の素材といわれている特殊発泡ポリスチレンでつくられた建物です。「非常に高い断熱性と気密性を備えているので厳寒地、酷暑地に設置でき、構造力学的に地震や強風など自然災害にも強く、省エネ、低ランニングコストです。」との説明を受け、高校生たちはしきりに感心していました。そして植物生産工程自動化(人工光型)では、植物生産工程の自動化を図ることで、低コスト化の実証実験を観察しました。

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 見学後の質疑応答セッションでは「人工光で生育した野菜の味や栄養価には違いがあるのか?」「野菜工場はさまざまな整備が必要なので、通常のものに比べて野菜の値段が高くなるのでは?」などといった質問が寄せられました。
 予定のスケジュールよりもかなり時間がオーバーしましたが、それだけ高校生たちの関心の深さが感じられた千葉大学の野菜工場見学でした。

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