さくらサイエンス・ハイスクールプログラム 第6グループ
中央大学附属高校を訪問
11月7日(火)、SSHP第6グループとして来日中のインド、中国、キプロス、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタンの6か国の高校生と引率者、総勢110名が、中央大学附属高等学校(東京都小金井市)を訪問。同校の生徒たちと交流、日本文化を体験した他、光触媒の第一人者、藤嶋昭東京理科大学栄誉教授の特別講義を受講しました。
開会式では茶道部によるお点前や高校紹介の映像が披露された後、写真をヒントに国名などを当てるクイズがグループ対抗で開催され、国を越えて互いに話し合って協力し合い、盛り上がる姿が見られました。答え合わせの後の表彰式では上位5グループに日本のお菓子がプレゼントされました。
羽根突き、けん玉、独楽などの日本の昔遊びを共に体験した後は、討論(ディベート)合戦で「卵と鶏、どちらが先?それはなぜ?」「人間は進化しているのか?退化しているのか?」の科学的命題にチャレンジ!それぞれの立場で様々な観点から意見が発表された後、聞いていた他のグループの生徒達が勝敗をジャッジ。勝ったチームからは歓声が上がっていました。
そしていよいよ講堂で藤嶋先生の特別講義。光触媒の多様な応用展開やその可能性を分かり易く講義いただいただけでなく、実験で検証を重ねることの大切さ、人類の課題でもあるCO2削減につながるカーボンリサイクルについても、熱く海外の高校生達に語りかけました。講義終了後には海外の高校生から次々質問が出され、副産物の活用やコストの問題、CO2の化合物としての安定性(stable)ゆえの難しさなどについても回答、解説いただきました。「先生と直接お会いでき、話せる機会が得られて感激しています。」と言った高校生もいました。
最後には放課後の様々な部活動の様子も見学しながら、キャンパス内を散策。閉会式で代表あいさつをしたキプロスの学生は「私たちにとって一生、忘れられない一日となりました。」とコメントしていました。